妊婦さんはCOVID-19ワクチン接種してもよいのですか?06/17更新情報

予防接種副反応

  • 副反応の⼀つであるアナフィラキシーを含むアレルギ ーの頻度は、⽶国におけるファイザー製ワクチン治験時には 0.0011%とされています。
  • 現在までのわが国の接種では、局所の疼痛・腫脹、頭痛、疲労、悪寒、筋⾁痛、関節痛、下痢、 発熱などの症状が 1−2 ⽇続くとする報告はありますが、致命的な副反応は報告されていま せん。

⽇本産婦⼈科感染症学会および⽇本産科婦⼈科学会の提⾔  2021.5.12

  • COVID-19 ワクチンは、現時点で妊婦に対して短期的安全性を⽰す情報が出つつある が、中・⻑期的な副反応や胎児および出⽣児への安全性に関しては今後の情報収集が必要である。
  • 現時点では世界的に接種のメリットがリスクを上回ると考えられる。
  • 現時点で mRNA ワクチンには催奇性や胎児胎盤障害を起こすという報告は無いが、器官形成期(妊娠 12 週まで)は、偶発的な胎児異常の発⽣との識別に関する混乱 を招く恐れがあるため、ワクチン接種を避ける。

新型コロナウイルス(メッセンジャーRNA)ワクチンについて  2021/06/17

  • 多くの接種経験のある海外の妊婦に対する ワクチン接種に関する情報では、妊娠初期を含め妊婦さんとおなかの赤ちゃん双方を守るとされています。また、 お母さんや赤ちゃんに何らかの重篤な合併症が発生したとする報告もありません。したがって日本においても、希望する妊婦さんはワクチンを接種することができます。 妊婦健診は普段通り受けていただき、産婦人科施設以外で接種を受ける場合は、その前にかかりつけ医にワ クチン接種の適否に関してご相談ください。
  • 妊娠中に新型コロナウイルスに感染すると、特に後期の感染ではわずかですが重症化しやすいとされています。
  • 一般に、このワクチンを接種することのメリットが、デメリットを上回ると考えられていますので、特に感染の多い 地域や感染のリスクの高い医療従事者等や、糖尿病、高血圧、気管支喘息などの基礎疾患を合併している方 は、ぜひ接種をご検討ください
  • 副反応に関し、妊婦さんと一般の人に差はありませんが、発熱した場合には早めに解熱剤を服用するようにし てください。アセトアミノフェンは内服していただいて問題ありませんので頭痛がある場合も内服してください。
  • 新型コロナワクチン接種の予診票には、「現在妊娠している可能性はありますか。または授乳中ですか。」という 質問があります。
  • 「はい」にチェックし、あらかじめ健診先の医師に接種の相談をしておきましょう。
  • 接種して よいと言われていれば、その旨を接種会場の問診医に伝えて、接種を受けてください。
  • 妊娠中の方は、里帰り先など住民票と異なる居住地で接種を受ける場合でも「住所地外接種届」の提出は不要です(「基礎疾患を持つ者が主治医の下で接種する場合」に準じた対応が可能です)。
  • 予定された 2 回のワクチンを接種しても、これまでと同様に感染予防策(適切なマスク使用、手洗い、人混みを 避けるなど)は続けてください。

情報(問い合わせ先)等

新型コロナウイルス(メッセンジャーRNA)ワクチンを受けられない場合

  • 新型コロナウイルス(メッセンジャーRNA)ワクチンでアナフィラキシーショックをおこしたことがある人

予防接種を受けるかどうか。

  • 受けることをより推奨する内容に変化あり。
  • 予防接種をうけても免疫力が高まるかは個人の状態による。

腸内環境改善

  • よく噛んで食べる。
  • 安易に抗生物質をとらない。風邪に抗生物質は不要です。
  • 解熱鎮痛薬をとらない。
  • 腸内環境を乱す物:抗生物質がたくさん使われた肉、農薬を多く含んだ食べもの、重金属(ヒ素や水銀)や軽金属(アルミニウム)などの有害金属。水道水は浄水器使用して塩素と有害金属を除去
  • 遺伝子組み換え食品を避ける=加工食品を避ける。
  • 化学調味料、保存料、人工甘味料を避ける。
  • 砂糖、小麦、乳製品を避ける。
  • プラスチック製品を避ける=ペットボトル、プラスチック製の食器、保存容器、ほ乳瓶など。熱いものを容器に注ぐと有害物質が溶け出す。
  • ストレスを溜めない。=脳と腸はつながっている。

COVID-19対策の栄養

  • ビタミンC
  • 亜鉛
  • ビタミンD
  • サプリメントだけとってもだめ。
  • おなかのカビのえさになるだけ。

鼻うがい

  • 雑誌壮快、今井先生と堀田先生の対談
  • インフルエンザ薬よりも有効に有熱期間を減らした。

引き続き三密回避 やマスク着⽤は必要

  • ワクチン接種後に感染しやすくなるという事実も ありません。
  • しかし、2 回の接種を受けて 1−2 週間以上たたないと抗体は⼗分に誘導され ず、また変異したウイルスには効果が⼗分でない可能性もあります。
  • 引き続き三密回避 やマスク着⽤は必要です。

 

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この記事を書いた医師

島袋 史 (ゆいクリニック院長)
  • ゆいクリニック院長
  • 島袋 史
  • Fumi Shimabukuro
  • 【資格】日本産婦人科学会専門医、母体保護法指定医、ホメオパシー認定医、新生児蘇生法インストラクター。1970年東京都生まれ、1989年大学入学のため沖縄へ。1995年、琉球大学医学部卒業。琉球大学産婦人科入局。沖縄県内にて研修後、2011年にゆいクリニックを開院。4児の母。小児科医の夫と共に、多くの女性の出産・育児を支援するほか、更年期や月経トラブルなど女性のための治療を行い、ホメオパシーや栄養療法やプラセンタ療法などの自然療法も積極的に取り入れている。特に、小麦や砂糖、乳製品、食品添加物を一切使わない食事をクリニックで提供するなど、食事療法の重要性を説いている。