48時間の陣痛を乗り越えたカンガルーケアは幸せでした

ゆいクリニックで出産された方のお産の感想を紹介いたします(お産感想掲載にあたってはご本人の同意を得ております。2021年6月にお産された方です)~ゆいのお産感想ノートより~


おしるしはあったものの、予定日を1週間過ぎても、胎動も激しく、なかなか出てくる気配がなくて、お腹の中の居心地がよすぎるのかな?なんて思いながら、待っていました。予定日8日過ぎた6/18から生理痛の様な痛みがあり、18日夜、19日朝とゆいを受診。間隔的な張りはあるものの、子宮口の開きは指1本分との事で、半ば心折れながらリラックスできるようにと1度(2度)家に帰宅。19日の深夜日付が変わり20日に明らかに夕方までとは違った強い痛みにかわり、我慢できなくなって泣きながら夫とゆいに向かいました。到着したAM2:00から、生きた心地がせず、何がどうなっていたのかわかりません。子宮口が5~6㎝開き始めても、赤ちゃんがうまく骨盤にはまれていないという事で、中々進まず、意識もうろうとしながら1日以上陣痛に耐え、我が子は翌日21日のAM11:10に産まれてきてくれました。

途中、帝王切開か吸引分娩が必要になるかもしれないと言われたときもありましたが、助産師さんが体勢かえてみる?などと教えてもらい、夫と助産師さんと赤ちゃんがうまく回ってくれるように必死で頑張りました。その間、赤ちゃんも頑張って回ってくれていたんだと思います。最後の最後の力を振り絞って、仰向けで力んだときはとっても上手だよー、もう少しだよ。と助産師さんに励まさしてもらい、もう少しで逢えると嬉しかったのを覚えています。史先生にもう、力抜いていいよー。といわれ、とり上げてもらい、胸の上に抱いた時の赤ちゃんの重みと温かさは一生忘れません。ずっと赤ちゃんと密着していられた2時間のカンガルーケアは幸せであっという間でした。パパもカンガルーケアさせて頂けて。抱いて感動していました。

 母子手帳のお産記録、分娩所要時間48時間40分の文字に今でも、鳥肌が立ってしまうほど本当に苦しかったです。でも、ゆいで出産できたらこそ、私は 私が産むんだ!という気持ちと、赤ちゃんを抱いた時の喜びをより強く感じられたと思います。間違いなく、これまでで一番つらくて、痛くて苦しかった48時間という長い時間は間違いなくこれまでと、これからの私にとって一番素敵な時間だったと今なら言えます!