プラセンタ療法をすると輸血がうけられなくなるのでしょうか?

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プラセンタは更年期やうつ病にも効果があるとききますが、献血が出来無くなることに抵抗があります。

平成 19 年 8 月の日赤(日本赤十字)の通達により、プラセンタを打った方は献血が出来なくなりました。これは当時問題となった狂牛病対策の為ですが、プラセンタだけでなく、イギリス・ フランスに1度でも渡航した事のある方、ヨーロッパに半年以上滞在した事のある方、ピアスの穴がある方も、同様に献血は出来なくなりました。但しこれらは全て自己申告に基づき、申告しないと献血は施行されます。本当に危険がある場合はもっと厳密な手段を講じるはずです。また 日本人で狂牛病にかかった人も誰一人いません。ですので、感染症を心配してプラセンタ療法を開始することにしり込みしてしまう必要はありません。

プラセンタ療法をすると献血できないなら身内に何かあったときに血を分けられないですか?

緊急時に生血をあげると言うことは基本的にはありません。又、万が一緊急での生血輸血を行う場合には、イギリス・ フランスに1度でも渡航した事のある方、ヨーロッパに半年以上滞在した事のある方、ピアスの穴がある方プラセンタ注射うけた人は献血できないというルールは無視されると思います。

プラセンタ療法をうけると輸血がうけられなくなるのでしょうか?

輸血がうけられなくなるという事はありません。献血はできなくなりますが、特にプラセンタ療法を受けたから感染症が起こるという報告はなく、心配はありません。

この記事を書いた医師

島袋 史 (ゆいクリニック院長)
  • ゆいクリニック院長
  • 島袋 史
  • Fumi Shimabukuro
  • 【資格】日本産婦人科学会専門医、母体保護法指定医、ホメオパシー認定医、新生児蘇生法インストラクター。1970年東京都生まれ、1989年大学入学のため沖縄へ。1995年、琉球大学医学部卒業。琉球大学産婦人科入局。沖縄県内にて研修後、2011年にゆいクリニックを開院。4児の母。小児科医の夫と共に、多くの女性の出産・育児を支援するほか、更年期や月経トラブルなど女性のための治療を行い、ホメオパシーや栄養療法やプラセンタ療法などの自然療法も積極的に取り入れている。特に、小麦や砂糖、乳製品、食品添加物を一切使わない食事をクリニックで提供するなど、食事療法の重要性を説いている。