学校給食の牛乳とはどう付き合えばいいのでしょうか?

牛乳が健康に良いと信じられていて、学校給食では牛乳が必ず出てきますね。残さず食べましょうという教育が浸透しているので、子どもに牛乳を残しなさいとも伝えにくいとは思います。でもいかに牛乳が健康に悪いかということを知ると、学校給食の牛乳を子供に飲ませたくないと思うのは当然だと思います。もし学校がアレルギーの診断書まで要求しないのであれば、牛乳を飲むと下痢をするので飲ませません、と親から伝えられるとよいかと思います。アレルギーに関しては、基本的には保険でできる検査はIgEという抗体を調べるもので、この検査に異常がなくてもアレルギーだったり牛乳で体調不良を起こしている可能性はあります。また、飲んですぐに体調不良を感じなくても、牛乳によってさまざまな病気を引き起こす可能性が分かっているので、乳製品をやめることはおすすめです。そのため、学校にはアレルギーと伝えるのではなく、飲むと調子が悪くなるので飲めませんと伝えられるとよいかと思います。


以前ゆいクリニック院長ブログにアップした文章です。再掲しますね。

牛乳の問題点の一つにホモゲナイズされているという事があります。「ノンホモ牛乳」は、均質化をしていない牛乳のことです。 市販されている牛乳のほとんどは、牛乳の消化吸収をよくすることと、乳脂肪の浮上、 即ちクリームラインの防止と品質保持の目的で、乳脂肪中の脂肪球を細かく砕き、 安定した状態にしており、これを均質化(ホモジナイズ)といいます。

均質化をしていない「ノンホモ牛乳」は時間が経過すると乳脂肪分(クリームライン)が浮上しますが、 これを特色としています。成分は均質化したものと変わりありません。  ウィキペディアより
均質化=ホモゲナイズされた牛乳は、乳脂肪がこわされて、酸化して過酸化脂質、さびたあぶらとなっているため、飲むと体内で活性酸素が発生します。

ということで、その通常のホモゲナイズ加工をされた牛乳よりは、抗生剤を使わず、放牧されて、本来牛が食べる草を食べさせた牛乳=グラスフェドミルクとして販売されている(一般的な牛乳は、たくさん乳汁を出すように草では無く、穀物を食べさせている。穀物は安価な遺伝子組み換え作物で有ることが多い。)の方が健康には良いかもしれないですが、牛乳の問題点は乳糖(日本人の多くは乳糖不耐症である)や牛乳蛋白のカゼインの問題があります。カゼインは非常に消化が難しく、腸と身体に負担をかける物質です。

牛乳やヨーグルトなどの一番の問題点は、健康に良いと信じられていて、健康のために毎日摂っている人が多くいると言うことです。

牛乳やヨーグルトが嗜好品だと認識できて、たまに飲む分にはあまり大きな問題はないと思いますが(特別に体調不良がある人は別です)、ノンホモ牛乳だから健康によいという訳では無いので、飲むなら時々にしましょう。
特に健康に問題ない方が、月に一回程度牛乳を飲む分には、身体への大きな影響は問題ないと思われますが、飲んで3,4日以内に体調不良があれば、その人は牛乳を摂らない方がよいと思われます。遅延型アレルギーといって、身体にあわない食品を摂って、直ちに体調不良はおこらないけれど、数日後に調子が悪くなることがあります。この場合には2,3日前にとった食品が体調不良の原因だとは気づかずに、身体にあわない食品をとり続けている場合があります。一番大切なのは、食品が合うか合わないか自分の体調をしっかりチェックすることです。ヨーグルトが健康によいと信じて、毎日摂る人がいます。
ヨーグルトをとって便秘や軟便を繰り返すような人は、ヨーグルトを控えましょう。

食品の影響は食べてすぐだけで無く、3~4日後に体調を崩すことがあるので、特定の食品を除去した後に、その食品をとって数日間の体調の変化をみると、その食品を摂っても良いか、摂らない方が良いかどうか判断できます。
また、ゆいクリニックの栄養療法外来にて、遅延型アレルギー検査や尿有機酸検査を行うことができ、身体に合わない物や、身体の状態を詳しく調べることもできます。

小麦と牛乳の問題。
パンと牛乳の害を知らない人が多い。

小麦は血糖値を急激に上げます。
小麦と牛乳の共通の害
モルヒネ様物質の問題があり、どちらも食べると幸せな気持ちになり、また食べたくなり、中毒になってしまう。
パンや牛乳で中毒になるのだと認識すべきです。

誰も違法ドラッグで幸せな気持ちになるからといって手を出さないですよね。
法律で禁止されていなくても、その危険性は脳の依存性を起こし、量がコントロール出来無くなり、身体と生活に大きな悪影響を及ぼすことはみな知っている事だと思います。
パンと牛乳も実はそのような中毒を引き起こすのです。
法律で禁止されているかいないかではなく、身体に悪く中毒になるものだと認識するべきなんです。

牛乳の問題点
牛乳は甘い 乳糖が含まれているから。 日本人の75%が乳糖不耐症であるというデータもある。
牛乳で腸内環境が悪化する。
乳がんの発症との関係も示唆されている。 IGF-1が含まれており、IGF-1の血液中の濃度が高いほど、乳がん、前立腺がん、大腸がん、子宮がん、肺がんのリスクが高くなることが報告されていたりもする。

牛乳は健康食ではなく、アメリカではその認識が広まって牛乳の消費量が減ってきている。余った牛乳を日本やその他海外へ売りたかったりする。
スウェーデンの研究データでは、牛乳をたくさんのんでいる方が寿命が短く、骨折が多いというデータが出ていました。牛乳を飲んでも骨は丈夫にはならないのです。

ヨーグルトは発酵している分、牛乳よりもまだましですが、牛乳成分を使っているので、健康のためにわざわざ食べるほどのものではない。
ヨーグルトに含まれている乳酸菌は腸によい場合もあるかもしれないが、食べていて体調が良くなっていると感じているのでなければやめた方が良い。

パンと牛乳は今すぐやめなさい! 内山葉子著

この記事を書いた医師

島袋 史 (ゆいクリニック院長)
  • ゆいクリニック院長
  • 島袋 史
  • Fumi Shimabukuro
  • 【資格】日本産婦人科学会専門医、母体保護法指定医、ホメオパシー認定医、新生児蘇生法インストラクター。1970年東京都生まれ、1989年大学入学のため沖縄へ。1995年、琉球大学医学部卒業。琉球大学産婦人科入局。沖縄県内にて研修後、2011年にゆいクリニックを開院。4児の母。小児科医の夫と共に、多くの女性の出産・育児を支援するほか、更年期や月経トラブルなど女性のための治療を行い、ホメオパシーや栄養療法やプラセンタ療法などの自然療法も積極的に取り入れている。特に、小麦や砂糖、乳製品、食品添加物を一切使わない食事をクリニックで提供するなど、食事療法の重要性を説いている。