野菜ジュースやめて~市販の野菜ジュースは健康に良くない!

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健康に良いと思って飲んでいる野菜ジュースの問題点

•残留農薬の問題:世界中から原料の野菜を集めている。
•厚生労働省推奨の一日に必要な野菜350gの野菜や果物が原料に使われていても栄養は壊れている。
•濃縮還元は要注意!
•食品添加物の問題:香料だけで何種類の添加物が含まれているかはわからない。
•果糖ブドウ糖液糖
•市販の野菜ジュースは加熱殺菌されている。
•糖化の問題

野菜ジュースに含まれる糖質:GI値の問題

•GIとは食後血糖値の上昇を示す指標、グライセミック・インデックス(Glycemic Index)の略。GIは、食品に含まれる糖質の吸収度合いを示し、摂取2時間までの血液中の糖濃度を計ったもの。
•グルコースを基準とした場合、GIが70以上の食品を高GI食品 56~69の間の食品を中GI食品 55以下の食品を低GI食品と定義されている。
•野菜ジュース200mで約15g程度糖質が含まれている。野菜ジュースは高GI食品である。

高GI食品の問題

•血糖が急上昇、その後急降下すると自律神経の乱れが生じます。
•インスリンの大量分泌は動脈硬化のリスクになったり、インスリンをだす膵臓が疲れてしまって糖尿病になってしまうリスクもあります。
•又、高血糖が続くと、身体に有害な糖化物質が作られて、細胞障害が起こります。
•野菜ジュースなどの甘い飲み物をとることで血糖が乱降下してしまい、疲れやすい、集中力低下などを来す可能性があります。

急激な血糖値の上昇で体内に余分な糖分が増加

•血液中に余分な糖分があると、体内のたんぱく質や脂質と結びついて変性させ、老化促進物質であるAGE(Advanced Glycation End Products=終末糖化産物)を作り出す。

老化促進物質AGEs(終末糖化産物)

  • コラーゲン繊維がこわされて、肌は弾力を失う。
  • AGEsは皮膚の細胞に沈着すると、シミやくすみとなるをおこす。
  • 髪のたんぱく質に影響して髪のハリやツヤがなくなってしまう=年齢より老けてしまう。
  • 糖化が血管や内臓に影響を与える
  • 血管の組織が糖化によって血管壁に炎症が起こりやすくなり、動脈硬化のリスク
  • 腎臓の糖化で腎機能が低下、骨粗鬆症、ドライアイや白内障など
  • アルツハイマー病との関連も言われている。
  • 加熱 調理された動物性脂肪食品に多く含まれる。
  • ブドウ糖果糖液糖は、ブドウ糖の10倍の 速さで AGE をつくる

急激な血糖値の上昇が酵素の働きを邪魔する。

酵素が働くことで、体全体のコントロールを担っているメチレーション(メチル化)が働きます。ですから急激な血糖値上昇がおこることで下記のような働きが邪魔されてしまうのです。それにともなって様々な病気になる可能性が高まります。
メチレーションの働き
・遺伝子のスイッチをON/OFFにする
・化学物質や体内毒素を解毒する
・神経伝達物質の合成やホルモンを分泌する
・DNAやRNAの合成や修復を行う
・分化に必要なタンパク質を作り出す

トマトジュースなど甘くない野菜ジュースも様々なリスクが考えられる。

「トマト缶の黒い真実」のような本が出版されている。加工品はどのように製造されているか見えないところがあるので、加工品は出来るだけ避ける方がお勧めです。

「中国産」が「イタリア産」になる流通の謎、「添加物69%」の現場、腐ったトマトの再商品化「ブラック・インク」とは:すべてはトマト缶をめぐる真実だ。・・・それでもトマト缶を買いますか?

野菜ジュースは家庭で作って

知識がなかったときには、100%果汁のジュースや野菜ジュースなら身体にはよいと思って、どうせ飲むなら添加物たっぷりの炭酸飲料よりは野菜ジュースの方がよいかしら?とか、最近野菜を食べられないからとコンビニで野菜ジュースを買ったりしていました。でも、100%果汁のジュースには甘みをつけるためにたいてい果糖ブドウ糖液糖がふくまれていて、この甘味料はたいてい遺伝子組み換えトウモロコシを原料につくられている人工甘味料なので、なるべく避けた方がよいものになります。また、添加物のないオーガニック、無添加ジュースでも、加熱殺菌されているので、その栄養は新鮮な野菜果物に比べると壊れてしまっているし、糖化の問題があります。もし野菜ジュースを飲むのなら家庭で作って、酸化する前に、つくってつくってすぐに飲んでしまうのが一番です。

野菜ジュースとバナナをやめて5kg減量!

私の家族の実話です•テニスなど運動を頑張っているけど、かなり太っています。玄米は無理、とのことで白米を食べています。自分で野菜ジュース作るのも無理。身体によいと思ってわざわざ高い野菜ジュース買って毎朝の朝食に飲んでいました。それと一緒に食べていたバナナもやめたところ、それだけで5kg体重が減りました。野菜ジュースはつくれないのでかわりに青汁飲んでいます。

西式健康法の青汁:シンバイオ・テン=ゆいクリニック受付で販売中!(遠方の方にはお送りできます)

最新のシン・バイオティクス理論に基づいた、腸内細菌叢の改善をサポートする製品として開発されました。

原材料:キャベツ・ホウレンソウ・ニンジン・乳糖果糖オリゴ糖・ビール酵母・ビフィズス菌・フェカリス菌・ラクリス菌・ビタミンC・L-アスコルビン酸2-グルコシド

ヒトにとって有用な腸内細菌を優勢にするための食材として、「キャベツ・ホウレンソウ、ニンジン」の野菜成分と、腸内有用細菌である「ビフィズス菌、フェカリス菌、ラクリス菌」、ビフィズス菌などの腸内善玉菌を増やす効果がある事が確認されている「オリゴ糖」、また、故甲田光雄先生が日頃より推奨されていた「ビール酵母」も合わせて配合。 さらには、野菜加工上のビタミンC損失と絶対量の不足分を補うために「L-アスコルビン酸(ビタミンC)」と、天然物中のビタミンCと同様、時間をかけて吸収される「L-アスコルビン酸2-グルコシド」の2種を配合して、ビタミンC含有量も1袋あたりおよそ100mg強を摂取できるようにいたしました。「L-アスコルビン酸2-グルコシド」を配合することにより、生野菜を食べた時と同様の、穏やかで長時間にわたる血中ビタミンC濃度の上昇が期待できます。

 

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この記事を書いた医師

島袋 史 (ゆいクリニック院長)
  • ゆいクリニック院長
  • 島袋 史
  • Fumi Shimabukuro
  • 【資格】日本産婦人科学会専門医、母体保護法指定医、ホメオパシー認定医、新生児蘇生法インストラクター。1970年東京都生まれ、1989年大学入学のため沖縄へ。1995年、琉球大学医学部卒業。琉球大学産婦人科入局。沖縄県内にて研修後、2011年にゆいクリニックを開院。4児の母。小児科医の夫と共に、多くの女性の出産・育児を支援するほか、更年期や月経トラブルなど女性のための治療を行い、ホメオパシーや栄養療法やプラセンタ療法などの自然療法も積極的に取り入れている。特に、小麦や砂糖、乳製品、食品添加物を一切使わない食事をクリニックで提供するなど、食事療法の重要性を説いている。