帝王切開でも自分で生んだって実感できるカンガルーケア(母子早期接触)

今日は帝王切開でご出産した方の感想を紹介します。(ブログ掲載に際してはご本人の同意をいただいています)

ゆいクリニックの皆様、大変お世話になりました。

今回、帝王切開でも立ち合い出産、カンガルーケア(母子早期接触)ができることなどからこちらのクリニックで出産しようと決めました。外来通院ではまず食事の指導から始まり、内容の濃いマタニティクラス、丁寧な助産師外来、カウンセリングまで、心身ともにサポートしていただきました。特に長男の出産時のトラウマを優しく親身になって聞いて下さった宮里先生にはとても感謝しています。お陰様で心が少し軽くなりました。
また、帝王切開の手術で懸念していた、術後の頭痛、点滴の痛み(前回は3日程行いましたが、もれていたようで痛く、青あざが消えるのに2か月ほどかかりました)が今回はなく、傷跡もきれいに縫って下さって、史先生、助産師仲西さんにはとても感謝しています。

産後はすぐに赤ちゃんを胸の上にのせて過ごすことができ、とても嬉しかったです。ひとしきり元気よく泣いた後、おっぱいを吸う姿を見て、愛おしさがつのりました。帝王切開ではいまひとつ出産したという感じを受けませんでしたが、カンガルーケア(母子早期接触)を行うことで、出産したんだということ、我が子を早くに抱ける喜びを感じることができました。ありがとうございました。

また、おっぱいがはって痛かった時に、私の方から声をかけなくても助産師の方々は気にかけて様子を見に来て下さり、マッサージして下さって、本当に感謝しています。お陰様でとても良くなりました。ありがとうございました。食事もとてもおいしかったです。厨房の方々、清掃スタッフの方々もありがとうございました。私自身は最後のお産になるかもしれませんが、知り合いにはゆいクリニックを勧めたいと思います。

スタッフ追記

帝王切開での母子早期接触は院長が最も大事にしている母子サポートのうちのひとつでもあります。喜んでいただけて嬉しいです。

注:カンガルーケアとは,本来,新生児を母親の胸に直接肌と肌を触れ合わせて立位で向かいあわせに抱く方法を指します。カンガルーケアは当初 新生児集中治療室NICU(NeonatalIntensiveCareUnit)に入院している早産児を対象に行われたケアでした。正期産新生児を対象とした出生直後に実施する皮膚接触については「早期母子接触」(early skin-to-skin contact:STS)と呼ぶことに用語が統一されるように周産期学会で検討されましたが、感想文ではカンガルーケアと記載されていたので、その記載を残しています。