妊娠中に適した運動(スポーツ)産婦人科ガイドラインより

妊娠中の運動は有酸素運動が好ましい

  • 転倒や落下、接触の危険のあるスポーツや、仰向けで寝たままやたちっぱなしで動かない姿勢のスポーツはあまり好ましくない

運動は健康維持増進にプラス

  • 運動するとより健康になれる
  • 主治医から運動してはいけないといわれていなければ運動しましょう
  • 妊娠初期から動いていると、おなかが大きくなってからも動きやすい

症状があったらお休みしましょう

  • 立ちくらみ、頭痛、胸の痛み、呼吸困難、筋肉疲労、足のいたみやはれ、おなかが張る、おなかが重い、子宮が収縮する、性器出血がある、赤ちゃんの動きが減っている、羊水が流れる感じがある

妊娠中は反射がにぶりやすい

  • 運転でもとっさの動きが鈍くなっています。
  • 自分の動きを過信しないようにしましょう

妊娠中のおすすめスポーツ

  • ウォーキング(散歩)、
  • エアロビクス、
  • 水泳、
  • 固定自転車、
  • ヨガ、
  • ピラティス、
  • ラケットスポーツ

好ましくないスポーツ
接触やけがの危険があります

  • ホッケー
  • ボクシング
  • バスケットボール、
  • レスリング
  • サッカー
  • (ホットヨガ)

危険なスポーツ
転びやすくけがをしやすい

  • 体操競技
  • 乗馬
  • 重量挙げ
  • スキー(雪、水上)
  • スケート
  • ハングライダー
  • スキューバダイビング
  • 激しいラケットスポーツ

妊娠してから運動を始める人へ

  • おさんぽがお勧め。
  • 正しい姿勢が大切

妊婦さんの正しい立ち方歩き方について:よい姿勢で運動しましょう!

コラム

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妊婦さんにお勧めの運動

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記事紹介「妊娠初期に運動はしていい?どれくらい?おすすめの方法と注意点!」

コラム

妊娠前から行っていたジョギングやダンスなどは、激しいうごきでも特に妊娠がわかってすぐにやめる必要はありません。ただし、悪阻や月経痛のような下腹部の違和感は妊娠初期の身体の変化として起こりえます。自分の体調をよくみて、運動を行いましょう。妊娠初期に激しい運動を行ったからといって、流産してしまうということはありません。妊娠初期に、妊娠に気づかずに毎日ジョギングをしていた人とそうでない人との間には流産の頻度は、ほとんどかわらないという研究結果があるそうです。

妊娠中の運動

無理せず、気持ち良く、継続して身体を動かしましょう

この記事を書いた医師

島袋 史 (ゆいクリニック院長)
  • ゆいクリニック院長
  • 島袋 史
  • Fumi Shimabukuro
  • 【資格】日本産婦人科学会専門医、母体保護法指定医、ホメオパシー認定医、新生児蘇生法インストラクター。1970年東京都生まれ、1989年大学入学のため沖縄へ。1995年、琉球大学医学部卒業。琉球大学産婦人科入局。沖縄県内にて研修後、2011年にゆいクリニックを開院。4児の母。小児科医の夫と共に、多くの女性の出産・育児を支援するほか、更年期や月経トラブルなど女性のための治療を行い、ホメオパシーや栄養療法やプラセンタ療法などの自然療法も積極的に取り入れている。特に、小麦や砂糖、乳製品、食品添加物を一切使わない食事をクリニックで提供するなど、食事療法の重要性を説いている。