疲れがたまったと感じる時に岩盤浴やサウナを利用しますが、そうした温熱・発汗方法についてはどのようにお考えですか?

質問:疲れがたまったと感じる時に岩盤浴やサウナを利用しますが、そうした温熱・発汗方法についてはどのようにお考えですか?

答え:汗からデトックスできる量は尿や便などのデトックス量全体からすると、わずか1%ともいわれていますが、汗からしか出せない有害物質もあるともいわれています。是非お勧めします!

PCBsやポリクロリネイトビフェニル、塩素系殺虫剤やヘキサクロロベンゼンなどの有害物質がサウナに入った後の汗から検出されています。重金属の検出もありますが、これは汗特有で、涙にはみられていません。ですから、汗をはいてデトックスすることはとても大切です。

スポーツやサウナでしっかり汗をかくことは解毒を助けてくれます。足浴も効果的です。お湯の中に塩やミネラルを入れてあげるとさらに排泄を促してくれます。エプソムソルトもお勧めです。

エプソムソルトについて

https://www.yuiclinic.com/information/11589/

是非サウナで汗を流すのはお勧めです。身体が冷えると免疫力が落ちて、あらゆる病気の元になります。身体を温めるのはとてもお勧めです。身体を温めるという事は、汗をかくだけでなく、血流を良くして全身からの有害物質をだしやすくしてくれます。リンパの流れもよくなるため、血液の中の免疫成分である。白血球を体中に運ぶことができて、有害物質を処理しやすくしてくれます。身体の血の巡りがよくなると、酸素と栄養が体中に行き渡り、身体の中のすみずみの代謝を高めてくれます。入浴、足浴、腰浴などがとても役立ちます。毎日お風呂につかりましょう!

参考:「毒だらけ」内山葉子著

身体を温めましょう!

院長コラム・身体を温めましょう!

この記事を書いた医師

島袋 史 (ゆいクリニック院長)
  • ゆいクリニック院長
  • 島袋 史
  • Fumi Shimabukuro
  • 【資格】日本産婦人科学会専門医、母体保護法指定医、ホメオパシー認定医、新生児蘇生法インストラクター。1970年東京都生まれ、1989年大学入学のため沖縄へ。1995年、琉球大学医学部卒業。琉球大学産婦人科入局。沖縄県内にて研修後、2011年にゆいクリニックを開院。4児の母。小児科医の夫と共に、多くの女性の出産・育児を支援するほか、更年期や月経トラブルなど女性のための治療を行い、ホメオパシーや栄養療法やプラセンタ療法などの自然療法も積極的に取り入れている。特に、小麦や砂糖、乳製品、食品添加物を一切使わない食事をクリニックで提供するなど、食事療法の重要性を説いている。