風邪予防に、毎日の健康サポートに、「梅醤番茶」のススメ!

梅醤番茶のススメ:体をやさしく整える昔ながらの養生法

「梅醤番茶(うめしょうばんちゃ)」は、梅干し・醤油・生姜を使った日本の伝統的な健康飲料です。番茶で割っていただくことで、体を温め、胃腸の働きを助け、疲れた体をやさしく整えてくれます。
冷えやだるさを感じるとき、食欲がないとき、風邪のひきはじめなどにおすすめの一杯です。

作り方(1杯分)

  1. 梅干し(小1個、できれば無添加・自然塩のもの)を湯のみの中でつぶす。(一般に売られている梅干しは、塩抜きして砂糖や酢や保存料などが使われています。原材料に塩と梅、シソだけの梅干しを選びましょう)
  2. 醤油を小さじ1程度、量はお好みで加える(塩分が気になるならごく少量でもよい)
  3. おろしたての生姜汁を2~3滴たらす(お好みで調整、省略しても良い)
  4. 熱い番茶を注ぎ、よくかき混ぜて完成

※番茶には一般的な緑茶よりは少ないですがカフェインが入っています。カフェインは、軽い興奮をもたらします。子どもや高齢者、妊婦さんは避けたいところです。そのため、薬草茶や柿の葉茶で作ることもお勧めです。

お勧めの薬草茶

龍9皇金ブレンド茶:字宙へ旅立ち、宇宙の絶大なチカラを半年間思う存分に吸収。その後、沖縄へ戻った伝説の「スペ ー スウコン」。龍9皇金は、こちらの貴重なスペースウコンを贅沢に使用!!さらに厳選した安心安全の県産琉球薬草たちを絶妙な焙煎・プレンドをしてお作りしました。 あの有名な酒豪伝説の創業開発者でもあり、世界中へ数々の薬草商品達を展開してきた薬草の超人、沖縄伝統薬草会社長生薬草創業者、下地清吉氏監修。

柿の葉茶

柿の葉茶とは、柿の葉を乾燥させて作る健康茶で、豊富なビタミンCやマグネシウムやカリウムなどのミネラル、ポリフェノール、ベーターカロテンなどが含まれています。味もとてものみやすくお勧めです。

お水の飲み方とビタミンCがたっぷりとれる柿の葉茶の紹介

梅醤番茶をおすすめする人。

梅干しに含まれる「クエン酸」には代謝を上げる働きがあるため、冷え症の方や疲れを感じやすい方にオススメです。また、ショウガの辛み成分「ジンゲロール」は、加熱されると「ショウガオール」に変わり、血行をよくして身体を温めてくれます。
飲むタイミングは朝の空腹時がオススメですが、胃腸の弱い方は食後にしましょう。朝食代わりに梅醤番茶を摂るのもお勧めです。冷え症の方は、就寝前にも飲むのがオススメです。
※塩分を含むため、飲む量は1日2杯までにしましょう。

おすすめポイント

  • 体を温める:お茶と生姜で内側からポカポカ。冷えや寒気を感じるときに。
  • 胃腸にやさしい:梅干しのクエン酸が消化を助け、食欲がないときにも飲みやすい。
  • 疲労回復に:梅と醤油のミネラル、クエン酸がエネルギー代謝をサポート。
  • 手軽に作れる:家庭にある材料で、すぐに作れる安心の養生飲料。

梅醤番茶の効果

●抗酸化作用:梅に含まれるポリフェノールの一種、梅リグナンには、細胞の老化を防ぐ抗酸化作用があると言われており、シミやシワの対策にもなります。
また、抗炎症作用・抗ウイルス作用があることもわかっています。
●胃の健康維持:梅リグナンは、胃の粘膜に住み着くピロリ菌の動きを止め、死滅させる働きがあることから、胃の病気を予防する効果も期待されています。
●エネルギー代謝:強い酸味の元であるクエン酸やリンゴ酸は、体内でエネルギーを作り出すサイクルを活発にする働きがあるため、疲労回復、美容やダイエットへの効果が期待できます。
●ストレス対策:クエン酸には、ビタミンDやマグネシウムと同じように、カルシウムの吸収を助ける働きがあると言われています。
また、疲労でダメージを受けた細胞を修復する際にもクエン酸が役立っています。
●貧血対策・骨の健康維持:クエン酸には、鉄やカルシウムなど、身体に吸収されにくいミネラルを包み込み結合して、吸収率を高める働きがあります。
また、カルシウムが骨から出ていくのを防ぐ働きもあると言われています。
そのため、貧血を予防したり、丈夫な骨や歯をつくったりする働きを高めることができます。

飲むときのヒント

  • 朝の一杯で体を目覚めさせたいとき
  • 夜の冷え込みが強いとき
  • 食べすぎ・飲みすぎ後の胃の調子がすぐれないとき

ぜひ日常のセルフケアとして取り入れてみてください。風邪の流行時の感染予防対策にもお勧めです。

この記事を書いた医師

島袋 史 (ゆいクリニック院長)
  • ゆいクリニック院長
  • 島袋 史
  • Fumi Shimabukuro
  • 【資格】日本産婦人科学会専門医、母体保護法指定医、ホメオパシー認定医、新生児蘇生法インストラクター。1970年東京都生まれ、1989年大学入学のため沖縄へ。1995年、琉球大学医学部卒業。琉球大学産婦人科入局。沖縄県内にて研修後、2011年にゆいクリニックを開院。4児の母。小児科医の夫と共に、多くの女性の出産・育児を支援するほか、更年期や月経トラブルなど女性のための治療を行い、ホメオパシーや栄養療法やプラセンタ療法などの自然療法も積極的に取り入れている。特に、小麦や砂糖、乳製品、食品添加物を一切使わない食事をクリニックで提供するなど、食事療法の重要性を説いている。