お父さんの早期接触

ゆいクリニックでは、出産直後にお母さんが赤ちゃんと肌と肌を直接くっつけて赤ちゃんを抱っこする母子早期接触を勧めています。

赤ちゃんは産まれてしばらくは眠っていたり、少し泣いたりしますが、お母さんの子宮の外の世界になれてくると、おっぱいを探したり、じっと目を見開いてその世界をみたりします。赤ちゃんは一般的に近眼で、30cmくらいのところで焦点があうので、抱っこして見つめるとちょうどよくお母さんのお顔をみることができます。そして、約1時間から2時間の間までにはお母さんのおっぱいを飲むことが出来るようになります。お母さんのお腹のなかで育った赤ちゃんには、まずはしっかりとお母さんに抱っこされて、おっぱいをのんでもらって、外世界になれてもらいます。そして2時間ちょっとたったところで、今度はお父さんに赤ちゃんと直接肌と肌をくっつけての抱っこをお勧めしています。

お父さんは、育児に関わりたくても、仕事が忙しくて、なかなか十分に家庭に関われない場合があります。そんな中でも、早期接触をすることで、お父さんの体の中でオキシトシンホルモンがたくさんでて、赤ちゃんがかわいい、もっと赤ちゃんと一緒にいたいという本能がかき立てられます。そうすると、お父さんの赤ちゃんへの反応が違ってきます。ですので、父親のより楽しく積極的な育児参加をすすめるためにも、お父さんの早期接触をおすすめします。

人間は理性で動けますが、理性だけではなかなか難しいのが育児です。オキシトシンホルモンは最近どんどんその素晴らしい働きが分かってきています。たくさんの働きの中でも、オキシトシンホルモンは信頼関係を築くのにとても大きな役割を果たすという事も言われています。また、ホルモンが、子どもがかわいいという気持ちをかき立ててくれますし、また抱っこされている赤ちゃんも肌と肌をくっつけての抱っこをされることで、オキシトシンホルモンがたくさん体の中に出てきて、抱っこしてくれているお父さんお母さんを信頼する気持ちが高まるのです。

出産後2時間して、お母さんとバトンタッチして、出来るだけお父さんも肌と肌をくっつけての抱っこができるのが理想ですが、出産直後に出来無くても、もしくは出産後に出来ても、その後も短時間の抱っこ、お父さんにも肌と肌をあわせての抱っこをしてもらうのがおすすめです。赤ちゃんにお父さんの乳首をなめてもらうと、父性脳のスイッチオンになって、お父さんの育児参加がしやすくなったりします。

また、お父さんに赤ちゃんのお風呂担当をお願いして、赤ちゃんを抱っこして湯船につかってもらうことで、自然と肌と肌をくっつけた出来ますね。お母さんはおっぱいをあげることで抱っこや肌をくっつける機会が増えますので、お父さんにお風呂担当をお願いすることはおすすめです。

お父さんの早期接触の動画

 

この記事を書いた医師

島袋 史 (ゆいクリニック院長)
  • ゆいクリニック院長
  • 島袋 史
  • Fumi Shimabukuro
  • 【資格】日本産婦人科学会専門医、母体保護法指定医、ホメオパシー認定医、新生児蘇生法インストラクター。1970年東京都生まれ、1989年大学入学のため沖縄へ。1995年、琉球大学医学部卒業。琉球大学産婦人科入局。沖縄県内にて研修後、2011年にゆいクリニックを開院。4児の母。小児科医の夫と共に、多くの女性の出産・育児を支援するほか、更年期や月経トラブルなど女性のための治療を行い、ホメオパシーや栄養療法やプラセンタ療法などの自然療法も積極的に取り入れている。特に、小麦や砂糖、乳製品、食品添加物を一切使わない食事をクリニックで提供するなど、食事療法の重要性を説いている。