おりものが多いのが気になります。

質問:ここ数ヶ月ほどでおりものがとても増え、ほぼ毎日おりものシートをつけています。水っぽいものがドバッと出る時もあるのですが、少し黄緑がかった塊のようなおりものが出る時もあります。痛みや痒みなどは全く感じません。性交渉はまったくしていないのでうつされたとかではないと思うのですが、これはやはり性病の一種でしょうか?
おりものシートが手放せないのってやはり異常ですよね…?

答え:おりものが多いということでご心配だと思います。流れるような量というのは異常ではあります。念のために婦人科で性病の検査含めて検査治療を受けたほうが良いかと思います。またおりものが多いからおりものシートを使うと思いますが、おりものシートは化学製品で、膣内環境を悪くしてしまう可能性があるので、できればオーガニックコットンのガーゼハンカチなどを下着に挟んだりするほうがおすすめです。使い捨てのオーガニックコットンナプキンの商品も販売されています。

病院にいくまでにできることとしておりものシートを使わないで布を使う、体の細菌バランスを整えるために砂糖や小麦乳製品を控えて、生野菜を食事の最初にしっかりとるようにするなどはお勧めです。

布ナプキンについて

毎月使用する生理用品の素材について気にしていましたか?一般的に市販の生理用ナプキンは、遺伝子組み換えコットンが使用されていることがほとんどです。遺伝子組み換えコットンの生理用ナプキンには、漂白剤、化学物質、高分子ポリマーが使われています。遺伝子組み換えコットンの多くは、農薬グリフォセート耐性コットンで、沢山の農薬が使われたコットンです。女性の膣や性器周辺粘膜は様々な物が吸収されやすく、農薬や化学物質を膣から吸収してしまう危険性があります。また、高分子ポリマーは熱を奪うので冷えの元になります。ナプキンやおりものシートの刺激でかぶれなどのトラブルが起きることもあります。そこでお勧めなのは・・・・・布ナプキン・オーガニックコットンナプキンです。ぜひ月経時のナプキンや日常使いのおりものシートのかわりに使用してみてください。

生理痛やおりものをひどくする◯◯

この記事を書いた医師

島袋 史 (ゆいクリニック院長)
  • ゆいクリニック院長
  • 島袋 史
  • Fumi Shimabukuro
  • 【資格】日本産婦人科学会専門医、母体保護法指定医、ホメオパシー認定医、新生児蘇生法インストラクター。1970年東京都生まれ、1989年大学入学のため沖縄へ。1995年、琉球大学医学部卒業。琉球大学産婦人科入局。沖縄県内にて研修後、2011年にゆいクリニックを開院。4児の母。小児科医の夫と共に、多くの女性の出産・育児を支援するほか、更年期や月経トラブルなど女性のための治療を行い、ホメオパシーや栄養療法やプラセンタ療法などの自然療法も積極的に取り入れている。特に、小麦や砂糖、乳製品、食品添加物を一切使わない食事をクリニックで提供するなど、食事療法の重要性を説いている。