具体的には妊娠中、どんな食べ物を食べたらよいですか?(ぐしかわ看護学校学生さんからの質問)

質問:妊娠中、どんな食べ物を食べたらよいですか?

答え:バランスよくいろんな食材を食べる。砂糖、小麦、乳製品、食品添加物の含まれた加工品を避ける。栄養をしっかり摂る。などが大切です。加熱すると栄養が壊れるので、生野菜(手作り漬け物含む)を積極的に食べましょう。

まごわやさしい

ま:まめ 大豆や味噌、豆腐、納豆など。豆はしっかりと浸水しましょう。
ご:ごま ごまなどナッツ類も
わ:わかめ わかめやひじきなど海藻類
や:やさい 緑黄色野菜や根菜など
さ:さかな 切り身のお魚でも、小魚などでもOK
し:しいたけ しいたけをはじめとしたきのこ類
い:いも ジャガイモ、サトイモなど、伝統的な和食、粗食がお勧めです。出来るだけ加工品は避けましょう。

ゆいクリニックの献立とレシピも参考にしてみてください。

https://www.yuiclinic.com/cooking/

現代人は栄養不足

現代人は栄養が不足がちですが、妊婦さんはさらに多くの栄養が必要になります。 タンパク質、ビタミンB群(葉酸含む)、ビタミンD、ビタミンC、ビタミンE,ビタミンA 鉄、亜鉛、カルシウム、マグネシウムなどのミネラルなど妊娠中にはさらにきをつけて栄養を摂りましょう。

文部科学省:食品成分ランキングを参考にしてみてください。

https://fooddb.mext.go.jp/ranking/ranking.html

妊婦さんの栄養まとめ

大切な栄養をしっかりとる。とり方も大切。 必要量が大量なのでサプリメント摂取推奨 サプリメントは粗悪品を避ける。日本の葉酸サプリメントを避ける。 バランスの良い食事 朝食に果物は可(輸入果物は避ける。)

YouTubeで詳しく講義をみたいかたはこちら。

この記事を書いた医師

島袋 史 (ゆいクリニック院長)
  • ゆいクリニック院長
  • 島袋 史
  • Fumi Shimabukuro
  • 【資格】日本産婦人科学会専門医、母体保護法指定医、ホメオパシー認定医、新生児蘇生法インストラクター。1970年東京都生まれ、1989年大学入学のため沖縄へ。1995年、琉球大学医学部卒業。琉球大学産婦人科入局。沖縄県内にて研修後、2011年にゆいクリニックを開院。4児の母。小児科医の夫と共に、多くの女性の出産・育児を支援するほか、更年期や月経トラブルなど女性のための治療を行い、ホメオパシーや栄養療法やプラセンタ療法などの自然療法も積極的に取り入れている。特に、小麦や砂糖、乳製品、食品添加物を一切使わない食事をクリニックで提供するなど、食事療法の重要性を説いている。