質問:外でなく家の中でも、日光を浴びればVDは増えますか?

質問:外でなく家の中でも、日光を浴びればVDは増えますか?

答え:ガラス越しだとビタミンDを増やす紫外線があまり身体に届かないようなので、ある程度直接日光に当たる必要があります。目安は季節や地域によってもさがあります。厚生労働省のHPには次のように記載されています。うちの女性スタッフはほとんどがビタミンD不足なので、日に当たるだけでなく、栄養もしっかりとる必要があるかと思います。

紫外線照射に影響を与える要因、個人の反応性、十分なビタミンDレベルを維持するために必要な日光照射量に関する不確実性などから、十分なビタミンD合成に必要な日光照射量の目安を示すことは困難である 。一部の専門家団体やビタミンDの研究者らは、例えば、特に午前10時から午後4時までの間に、毎日または少なくとも週2回、日焼け止めなしで顔、腕、手、足に約5〜30分の日光浴を行うと、通常は十分なビタミンD合成につながることを示唆している。UVB放射量が2%~6%の市販の日焼けベッドを適度に使用することも効果的である。

この記事を書いた医師

島袋 史 (ゆいクリニック院長)
  • ゆいクリニック院長
  • 島袋 史
  • Fumi Shimabukuro
  • 【資格】日本産婦人科学会専門医、母体保護法指定医、ホメオパシー認定医、新生児蘇生法インストラクター。1970年東京都生まれ、1989年大学入学のため沖縄へ。1995年、琉球大学医学部卒業。琉球大学産婦人科入局。沖縄県内にて研修後、2011年にゆいクリニックを開院。4児の母。小児科医の夫と共に、多くの女性の出産・育児を支援するほか、更年期や月経トラブルなど女性のための治療を行い、ホメオパシーや栄養療法やプラセンタ療法などの自然療法も積極的に取り入れている。特に、小麦や砂糖、乳製品、食品添加物を一切使わない食事をクリニックで提供するなど、食事療法の重要性を説いている。