追悼:助産師、松原美和さん

昨年2022年4月16日に助産師松原美和さんが亡くなりました。

美和さんはゆいクリニック創業後すぐの時期に入職されて、長く助産師のリーダーとしてゆいクリニックの助産師をひっぱってくれて、ゆいクリニックのお産サポートにもなくてはならない存在でした。沖縄に移住してくれてとても細やかにやさしくお産サポートをされていました。移住してしばらくして乳がんを患っていることはわかり、自然療法での治療を選択されていました。その後肺への転移や体力の低下からゆいクリニックを退職されて、治療に専念されていました。

一時期は自然療法での治療をされていましたが、現代医療も取り入れながら、上手に病気から回復されている様子でした。今後は沖縄の南部地区の自宅出産をサポートするような形で開業も考えていた矢先に、体調を崩されて、本当に急に亡くなってしまいました。美和さんの様な素晴らしい助産師さんが逝ってしまったのは、本当に残念なことです。

できれば、もっともっと沖縄で美和さんの助産師サポートを続けて欲しかったです。きっと多くのお母さん達が、美和さんのサポートに癒やされたでしょうし、今までも多くのお母さんが美和さんのケアでエンパワーされてきたと思います。

昨年はスタッフ数人であつまって美和さんを偲びました。その時には美和さんの写真や動画をみながら美和さんの思い出を語って、「翼をください」を歌って、美和さんへの思いをはせました。

ゆいクリニックで美和さんの素敵なサポートをうけたお母さん達にも美和さんが天に逝かれたことをご報告させていただきます。

美和さんは天国にいって、きっとこれからも素敵なお産や育児へエールを送ってくれていることと思います。

この記事を書いた医師

島袋 史 (ゆいクリニック院長)
  • ゆいクリニック院長
  • 島袋 史
  • Fumi Shimabukuro
  • 【資格】日本産婦人科学会専門医、母体保護法指定医、ホメオパシー認定医、新生児蘇生法インストラクター。1970年東京都生まれ、1989年大学入学のため沖縄へ。1995年、琉球大学医学部卒業。琉球大学産婦人科入局。沖縄県内にて研修後、2011年にゆいクリニックを開院。4児の母。小児科医の夫と共に、多くの女性の出産・育児を支援するほか、更年期や月経トラブルなど女性のための治療を行い、ホメオパシーや栄養療法やプラセンタ療法などの自然療法も積極的に取り入れている。特に、小麦や砂糖、乳製品、食品添加物を一切使わない食事をクリニックで提供するなど、食事療法の重要性を説いている。