出産後のセックス:お勧め体位も紹介

出産後のセックス再開のタイミング

出産後にセックスをおこなうタイミングは医学的には産後一か月健診で問題なければすぐにでもOKです。でも、産後、会陰の傷や、帝王切開での腹部の傷やがあって痛みを感じているとセックスに前向きになれない女性が多いかと思います。

夫婦のコミュニケーションとして大切なセックス

会陰や腹部の傷の痛みがあってペニス挿入に抵抗を感じる場合には、手や口で愛撫してあげるのもおすすめです。

産後のお勧め体位

女性が上になったり、座っての挿入、傷に男性が当たらないように向きを工夫することがお勧めです。正常位での奥まで深く挿入される体位は向いていません。基本的には、挿入角度や深さを女性がコントロールできる体位が良いです。

傷が痛くてペニス挿入が無理!

挿入にこだわらずにまずはハグだけでも大切。ジェルなどで会陰のマッサージもお勧めです。性交通には様々な潤滑ジェルがあります。ゆいクリニックではリューブゼリーを紹介しています。

産後のセックスに大切な避妊

産後最初のセックスから避妊をしましょう。母乳育児をしていると条件によっては妊娠する可能性は2%未満です。条件は、完全におっぱいだけで育てていて、1日8回以上授乳していること。産後6ヶ月未満で母乳以外の物を食べたり飲んだりしていないこと。この場合には、妊娠する可能性は2%未満です。ただし、時に産後2ヶ月でも排卵が起こることがあるので、最初のセックスからコンドームを使いましょう。

また早い時期に母乳育児をやめているとさらに妊娠の可能性は高まります。

産後の避妊方法

a)コンドームについて

コンドームは最も簡単で経済的かつ入手の容易な避妊法であり、日本では一番使用頻度の高い方法で80%に達します。さらには副作用がないという利点もあります。しかし、破損、滑脱などによる妊娠の頻度はかなり高く、男性主体の避妊法であるという難点があります。最大失敗率15%もあるので、母乳育児による避妊効果が得られないなら、コンドームだけの避妊は避けたいところです。

b)子宮内避妊リング(IUD)について

避妊リングには多くの種類がありますが、今は、銅付加IUDもしくはホルモン剤添加のIUS(ミレーナ)が主流です。FD-1という古くからあるIUDもあります。こちらは避妊効果が95%程度と劣るので、母乳育児中はまずはFD-1を使い、その後にIUSに入れ替えるのもお勧めです。リング挿入の時期は産後の子宮復古が完全となる6週以降です。挿入方法、交換までの期間はリングの種類により異なりますが、おおむね数年間は交換の必要はないとされています。また、挿入後数日間の不正出血を見ることがありますが、多くの場合はすぐにとまります。IUSは半年以上不正出血が続くことがあります。挿入後は感染、脱落の有無を定期検診することが必要です。

c)ピルについて

授乳中でもピルでの避妊は可能です。ただし、女性ホルモンには、乳汁分泌を邪魔する働きがあります。なので授乳中にピルを飲む場合には、おっぱいが減ってしまう可能性もあるので、注意して使いましょう。ピルを飲んで授乳してもおっぱいを飲んでいる赤ちゃんには特に影響はないので、心配いりません。

育児でセックスどころでなはい

夫はセックスしたいけど、妻が育児でそれどころではないという場合、夫にも積極的に育児参加してもらって、奥さんの気持ちの余裕を持てるようにしてもらうことも大切かと思います。お父さんには積極的に子供のお風呂係をしてもらって、子供との肌の触れ合いをたくさん持つことで、お父さんは育児に積極的になりやすいので、ぜひお父さんは子供と肌と肌をつけるスキンシップをしましょう。

お父さんの早期接触

夫婦のコミュニケーションとしてのセックス

産後すぐは膣内挿入セックスにこだわらずに、スキンシップをとっていきましょう。オキシトシンホルモンがでます。オキシトシンホルモンは愛情ホルモンともいわれています。

妊娠中のセックス

妊娠中のセックス:お勧めの体位

この記事を書いた医師

島袋 史 (ゆいクリニック院長)
  • ゆいクリニック院長
  • 島袋 史
  • Fumi Shimabukuro
  • 【資格】日本産婦人科学会専門医、母体保護法指定医、ホメオパシー認定医、新生児蘇生法インストラクター。1970年東京都生まれ、1989年大学入学のため沖縄へ。1995年、琉球大学医学部卒業。琉球大学産婦人科入局。沖縄県内にて研修後、2011年にゆいクリニックを開院。4児の母。小児科医の夫と共に、多くの女性の出産・育児を支援するほか、更年期や月経トラブルなど女性のための治療を行い、ホメオパシーや栄養療法やプラセンタ療法などの自然療法も積極的に取り入れている。特に、小麦や砂糖、乳製品、食品添加物を一切使わない食事をクリニックで提供するなど、食事療法の重要性を説いている。