食事に気をつけるためには最低限何をやったらよいのか?

栄養講座の感想にて、お勧めの内容が盛りだくさんすぎて、全部できそうにありません、という感想をいただくことがあります。

もし、今、何か病気を抱えている人は、最低限のスタートとして、

小麦乳製品除去(グルテンフリーカゼインフリー)、砂糖をとらない、加工品をとらない(食品添加物をとらない)ということが大切です。

でも、現代社会の中で、これを実践しようとすると、今まで普通にスーパーで買い物をしてきた人にとっては食べるものがないと感じてしまうかもしれません。基本は新鮮な野菜や果物、それに、豆腐や納豆、大豆、金時豆、ひよこ豆、レンズ豆などの色々な豆類、卵や魚などのタンパク質、それに炭水化物はできるだけ全粒穀物やイモやかぼちゃなどをとるようにすると加工品をあまりとらずに食事ができます。

ただ、いきなりそれだけにしようとするのは難しいと思われる場合に、今までよりも加工品を減らす、健康に良いと思ってとっていたヨーグルトをとらないようにする、(豆乳も消化が難しいので、健康のために毎日摂るのはおすすめしません)などの工夫から始めると良いかと思います。

すぐに体調の変化として結果が出なくても、続けること、また知ることが大切です。

この記事を書いた医師

島袋 史 (ゆいクリニック院長)
  • ゆいクリニック院長
  • 島袋 史
  • Fumi Shimabukuro
  • 【資格】日本産婦人科学会専門医、母体保護法指定医、ホメオパシー認定医、新生児蘇生法インストラクター。1970年東京都生まれ、1989年大学入学のため沖縄へ。1995年、琉球大学医学部卒業。琉球大学産婦人科入局。沖縄県内にて研修後、2011年にゆいクリニックを開院。4児の母。小児科医の夫と共に、多くの女性の出産・育児を支援するほか、更年期や月経トラブルなど女性のための治療を行い、ホメオパシーや栄養療法やプラセンタ療法などの自然療法も積極的に取り入れている。特に、小麦や砂糖、乳製品、食品添加物を一切使わない食事をクリニックで提供するなど、食事療法の重要性を説いている。