YouTube講義:砂糖(糖質)をやめましょう~砂糖の害と摂ってはいけない砂糖

YouTube講義:砂糖をやめましょう、砂糖中毒から抜け出すために。

砂糖は摂りすぎると体に良くないと皆さんわかっていると思いますが、その摂りすぎのf量がとても少ないことは意外と知られていなかったりします。2015年にWHOは、砂糖摂取の許容量を示して、摂りすぎないように注意喚起をしています。

WHOの発表:

成人と子ども双方に関して、砂糖の摂取についての最終ガイドラインを発表しました。成人も子どもも、果物、野菜、牛乳由来の糖分を除いて、1日の糖分摂取を総摂取エネルギー量の10%未満に減らすように勧告しています。さらに5%未満にしたり、1日あたり約25グラム(ティースプーン6杯)に抑えると、さらに健康によいと付け加えています。分かりにくいですが、身長155cmの私の場合には、一日必要カロリーが約1500kcalで、一日5%未満の砂糖摂取量とすると、砂糖が1gが4kcalとすると、砂糖約19g未満が一日の摂取上限目標という事になります。

一日必要カロリ-が、2000Kcalの人の場合には、砂糖1gを4kcalと計算して、5%未満の目標は、砂糖25g以下が目標という事になります。

糖分含有量の目安としてお菓子やジュースは大体次のような量です。ショートケーキ一個51g、シュークリーム一個16g、どら焼き1個50g、かりんとう5個31g、醤油せんべい1枚19g、あんパン一個59g、メロンパン一個65g、コカコーラ500ml 56.5g、ポカリスエット500ml 31g、カフェラテ200ml 10g

また、市販のドレッシングや調味料には砂糖が含まれています。トマトケチャップ大さじ一杯15gに3.5gの糖分が含まれていたりします。ですので、明らかに白砂糖が含まれていると分かる物は、極力避けることが大切です。少しくらいとのど飴や、シュークリームなどのお菓子を食べると砂糖を摂りすぎになってしまう可能性があります。

白砂糖の害

白砂糖の害は以下の様な項目が挙げられます。

  • 体の糖化がすすむ
  • 腸のカビを増やす→腸内細菌が乱れる
  • 酵素の働きを邪魔する
  • 活性酸素をたくさん発生させる
  • ビタミンミネラルを失う
  • 血糖が乱高下する。
  • カルシウムを奪う 血液をアシドーシスに傾き、血液平衡を保つためにカルシウムが動員される。
  • ビタミンを奪う 砂糖を分解するクエン酸サイクルではビタミンB群が必要。多量の砂糖をとるとクエン酸サイクルをまわすためのビタミンB不足となる。
  • 肝臓を悪くする 脂肪肝
  • 胃を悪くする 砂糖は胃の消化能力を落とす。胃のぜん動を弱める。3~10分間
  • 皮膚感染を起こしやすくなる
  • 動脈硬化 糖は血中で中性脂肪に変わる
  • 砂糖の過食は子どもの成長発育にとくに必要なアミノ酸であるリジンをこわしてしまい、タンパク質栄養価がずっと低下する。

白砂糖の害を理解するために以下の本がおすすめ

「白砂糖の害は恐ろしい 」 甲田光雄著、「砂糖をやめれば10歳若返る」「お菓子中毒」を抜け出す方法~あの超加工食品があなたを蝕む~ 白澤卓二著

「おなかのカビ」が病気の原因だった (日本人の腸はカビだらけ) 内山葉子著

甘いもの中毒 私たちを蝕む「マイルドドラッグ」の正体 宗田哲男  (著)

白米中毒

白米中毒  白澤卓二  (著)  また、精製された白米は白砂糖と同じくらい急激に血糖値を上げてしまうので要注意です。

砂糖は麻薬!?

砂糖はドラッグであり、毒であると認識してなるべく摂らないようにすることが大切です。また、ほとんどの人が砂糖中毒になっているということを自覚して、中毒から離脱することを意識することが大切です。依存症だと認識できることがまずは第一歩だと思います。

砂糖をとらなくなって、月経痛が軽くなった人の体験談もあります。https://www.yuiclinic.com/information/5159/

 

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この記事を書いた医師

島袋 史 (ゆいクリニック院長)
  • ゆいクリニック院長
  • 島袋 史
  • Fumi Shimabukuro
  • 【資格】日本産婦人科学会専門医、母体保護法指定医、ホメオパシー認定医、新生児蘇生法インストラクター。1970年東京都生まれ、1989年大学入学のため沖縄へ。1995年、琉球大学医学部卒業。琉球大学産婦人科入局。沖縄県内にて研修後、2011年にゆいクリニックを開院。4児の母。小児科医の夫と共に、多くの女性の出産・育児を支援するほか、更年期や月経トラブルなど女性のための治療を行い、ホメオパシーや栄養療法やプラセンタ療法などの自然療法も積極的に取り入れている。特に、小麦や砂糖、乳製品、食品添加物を一切使わない食事をクリニックで提供するなど、食事療法の重要性を説いている。