帝王切開をすると何人産むことができるのですか?(ぐしかわ看護学校学生さんからの質問)

質問:帝王切開をすると何人産むことができるのですか?子宮に傷が入って傷のせいで子宮が悪くなってしまうと聞いたことがあります。

答え:一般的には3回までと言われることが多いです。決められた上限はありません。

帝王切開の回数について

手術の状態によって異なります。子宮下部の筋層を横切開した場合には子宮破裂のリスクは低いですが、特別な理由があって子宮を縦切開すると子宮破裂のリスクが次回妊娠で高まるため、次回妊娠を避けるように指導されることもあります。2回目の手術の状態に問題があった場合には次の妊娠を避けるようにお伝えすることもあります。3回目の帝王切開でとても大変だったので次回妊娠を避けるように勧められていた方が、新しいパートナーとの子どもが欲しいと4人目を妊娠されて出産をされた方もいます。私が知っている中では5回目の帝王切開を受けた方がいますが、5日目の帝王切開はまれです。ゆいクリニックでは4回目の帝王切開を受けた方は数名います。

帝王切開での子宮への影響

帝王切開の傷で子宮が悪くなるという事はないです。ただ、帝王切開の傷があると次回妊娠で子宮破裂のリスクが高まります。帝王切開後に子宮の状態が悪くなって、月経の状態に影響があるという事はまれです。次回妊娠への影響としては分娩中の子宮破裂のリスクの他に、癒着胎盤や前置胎盤などの胎盤の異常の可能性も高くなります。次回出産での帝王切開での手術合併症の可能性も出てきます。

帝王切開後経腟分娩トライ

帝王切開後に経腟分娩をトライすることは可能ですが、分娩中に子宮破裂のリスクがあるので、対応する施設は限られています。ゆいクリニックでは経腟分娩トライは受けていません。経腟分娩出来た場合には、帝王切開の合併症を避けることができるというメリットがあります。ただし、帝王切開後経腟分娩出来たからといって、次の妊娠でも同じように子宮破裂のリスクはあり、帝王切開後の分娩回数が多いほど、子宮破裂のリスクは高まるとも言われているので、毎回十分な対応が必要になります。