サプリメントだけに頼らずに、まるごと果物・野菜を食べよう!

ビタミンCとがんの発生率

血中ビタミンC濃度が低いと癌の発生率が高くなると言う報告がある。食道癌、白血病、鼻咽頭癌、乳がん、胃がん、肝臓癌、直腸癌、結腸癌、肺がんなどのリスクが高い(「チャイナスタディー」T・コリン・キャンベル著、松田麻美子訳)。

ビタミンCでの癌の治療効果も報告が多数あり、高濃度ビタミンC点滴療法という代替医療も存在する。

高濃度ビタミンC点滴

ビタミンCのすすめ

果物を多くとっている人は食道癌が少ない

果物にも多くのビタミンCが含まれていて、果物を多くとっている人は食道癌が少なかったという報告もあります。心臓病や脳卒中も少ないという報告があります。βカロテン、食物繊維、ビタミンCと胃がんとの関連も報告あり。

ビタミンCやβカロテン、食物繊維のサプリメントを摂っていれば良いか。

個々の栄養だけで無く、栄養が含まれている食べ物全体、まるごとの中にある。単に個別の栄養だけでなく、抗酸化物質や様々な栄養が含まれている。植物全体をそのままいただくと最も栄養がとれる。

ビタミンC豊富な食べ物

赤ピーマン、アセロラ、ケール、グアバ、黄ピーマン、ゴールデンキウイ、ブロッコリー、キウイ(緑)、菜の花、イチゴ、キャベツ、ネーブル、じゃがいも、レモン、ゆず、にがうり、モロヘイヤ、様々なミカン(柑橘類)、カリフラワーなど。

※ビタミンCは水溶性であるため、茹でたり、加熱したりすることによって損失してしまいます。

健康のために果物を食べよう!

健康のために果物を食べよう!~追加説明〜

お勧め食材:ファイトケミカル

ファイトケミカルは植物がもっている化学物質とも言われる。自分の力で移動できない植物が、天敵や紫外線から身を守るためにつくられた物質で、強い抗酸化作用をもつ。

ファイトケミカルの効果

免疫力アップ、ガンや動脈硬化の予防

様々な色のファイトケミカル食品

赤(リコピン、カプサイシン):トマト、スイカ、唐辛子、

黄(フラボノイド類):玉ネギ、黄色のパプリカ

橙(β-カロチン、アルファカロテン、クリプトキサンチン):かぼちゃ、人参

緑(クロロフィル):ほうれん草、小松菜、春菊、キャベツ、抹茶、つるむらさきの葉(長生百薬)

紫(アントシアニン):なす、赤キャベツ、赤しそ、

黒(クロロゲン酸):ジャガイモ、サツマイモ、ゴボウ、コーヒー

白(硫化アリル、イソチオシアネート):ニンニク、長ネギ、ブロッコリー、大根、キャベツ

一日4色くらい皮ごと食べましょう。

ファイトケミカルは野菜や果物の皮の近くにたくさん含まれる。できるだけ皮ごと食べましょう。

捨てないで!「大根の葉」

大根で通常食べる白い部分は根菜。葉の部分は緑黄色野菜に分けられる。大根の葉は実は、本体の白い部分よりも栄養が豊富。ほうれん草と比べてもカルシウム5倍、ビタミンC5倍含まれる。また、ビタミンAもたっぷり。

葉付きの大根

葉付きの大根を買ってきたら、栄養が保たれるように葉と大根を切り分ける。食べ方は油炒めなどもおすすめ。

根の部分の大根は生で!

熱を加えると、大根の栄養はほとんど壊れてしまう。皮の部分にビタミンCが豊富なので、皮をむかずにそのまあm大根おろしにするのがおすすめ。辛み成分に抗癌作用も期待できる。大根をおろしたときに出てくる汁に栄養がたくさん含まれるので、汁も一緒に食べましょう。またおろして15分で栄養成分の効果は半減してしまいます。できるだけおろしてすぐに頂きましょう。

大根とナッツの漬物

この記事を書いた医師

島袋 史 (ゆいクリニック院長)
  • ゆいクリニック院長
  • 島袋 史
  • Fumi Shimabukuro
  • 【資格】日本産婦人科学会専門医、母体保護法指定医、ホメオパシー認定医、新生児蘇生法インストラクター。1970年東京都生まれ、1989年大学入学のため沖縄へ。1995年、琉球大学医学部卒業。琉球大学産婦人科入局。沖縄県内にて研修後、2011年にゆいクリニックを開院。4児の母。小児科医の夫と共に、多くの女性の出産・育児を支援するほか、更年期や月経トラブルなど女性のための治療を行い、ホメオパシーや栄養療法やプラセンタ療法などの自然療法も積極的に取り入れている。特に、小麦や砂糖、乳製品、食品添加物を一切使わない食事をクリニックで提供するなど、食事療法の重要性を説いている。