健康にとっても良いキノコ

キノコは健康に良いことが知られていますが、改めて、キノコの栄養のメリットをご紹介します。

高脂血症予防に良い

コレステロール値:キノコ自体は、コレステロール、脂肪、炭水化物が非常に少ないため、とてもカロリー少なくて、タンパク質を摂ることができます。繊維とその中の特定の酵素もコレステロール値を下げるのに役立ちます。さらに、キノコの高タンパク質は、消化されたときにコレステロールを燃焼するのに役立ちます。

がん予防に良い

乳がんと前立腺がん:キノコは、抗発がん性のあるベータグルカンと共役リノール酸の存在により、乳がんと前立腺がんの予防に非常に効果的です。ベータグルカンは、前立腺癌の場合に癌性細胞の成長を阻害します。キノコのセレンは、癌細胞の抑制に非常に効果的です。

糖尿病予防に良い

キノコは糖尿病患者にとって理想的な低エネルギー食になります。キノコは脂肪やコレステロールをほとんど含まず、炭水化物はとても少ないです。また、高タンパク質で、ビタミン、ミネラル、多くの水と繊維を含んでいます。さらに、キノコは自然なインスリンと食品の砂糖や澱粉の分解を助ける酵素を含んでいます。さらに、それらの酵素は肝臓、膵臓および他の内分泌腺の適切な機能を助け、それによってインスリンの形成およびその適切な働きを促進する特定の化合物を含むことが知られています。※インスリンは血糖をさげるのに大切なホルモンです。

免疫力アップ

キノコに含まれる強力な抗酸化剤であるエルゴチオネインは、フリーラジカルからの保護と免疫力の強化に非常に効果的です。キノコには、微生物や他の真菌感染症を抑制する天然の抗生物質(キノコから抽出されるペニシリンと同様)が含まれています。また、潰瘍や潰瘍性創傷の治癒や感染症からの保護にも役立ちます。キノコに含まれるビタミンA、ビタミンB群複合体、ビタミンCの優れた組み合わせも免疫システムを強化します。

その他

キノコは食用の形でビタミンDを含むことがタラ肝油に次いで2番目に多い食品です。キノコはカルシウム(骨に良い)、鉄(貧血の改善)、カリウム(血圧を下げるのに非常に良い)、銅(抗菌)、セレン(骨、歯、爪、髪の健康に非常に良い)が豊富な抗酸化力のある食べ物です。

キノコのレシピ

豆腐ステーキ 味噌ときのこのソースhttps://www.yuiclinic.com/cooking_recipe/5479/

きのことパプリカのマリネhttps://www.yuiclinic.com/cooking_recipe/6141/ ウドズオイルの代わりに良質な植物油の使用もOKです。

他にもたくさんキノコのレシピ紹介しています。ゆいクリニック キノコ レシピで検索してみてください。https://www.yuiclinic.com/cooking_recipe/

関連コラム

キノコの栄養成分について。(ぐしかわ看護学校学生さんからの質問)

キノコが食べられません。代わりにお勧めの食べ物はありますか?(ぐしかわ看護学校学生さんからの質問)

お勧め食材:切り干し大根(干し野菜、干しシイタケ、干しキノコ)

この記事を書いた医師

島袋 史 (ゆいクリニック院長)
  • ゆいクリニック院長
  • 島袋 史
  • Fumi Shimabukuro
  • 【資格】日本産婦人科学会専門医、母体保護法指定医、ホメオパシー認定医、新生児蘇生法インストラクター。1970年東京都生まれ、1989年大学入学のため沖縄へ。1995年、琉球大学医学部卒業。琉球大学産婦人科入局。沖縄県内にて研修後、2011年にゆいクリニックを開院。4児の母。小児科医の夫と共に、多くの女性の出産・育児を支援するほか、更年期や月経トラブルなど女性のための治療を行い、ホメオパシーや栄養療法やプラセンタ療法などの自然療法も積極的に取り入れている。特に、小麦や砂糖、乳製品、食品添加物を一切使わない食事をクリニックで提供するなど、食事療法の重要性を説いている。