生活習慣病予防に「ナス」がおすすめ

 

ナスはカロリーと脂肪が非常に少ないですが、可溶性食物繊維の含有量が豊富です。

サンパウロ州立大学生物学研究所で行われた調査研究によると、 ブラジルにて、ナスが血中高コレステロールの抑制に効果的であることが示唆されました。
ナスの皮の部分(紫色のところ)には、アントシアニンと呼ばれるフェノール性フラボノイドフィトケミカルが大量に含まれています。 科学的研究は、これらの抗酸化物質が癌、老化、炎症、および神経学的疾患に対して潜在的に健康に良い影響を与えることを示しています。

茄子の皮の部分には、パントテン酸(ビタミンB5)、ピリドキシン(ビタミンB6)、チアミン(ビタミンB1)、ナイアシン(B3)など、ビタミンの必須B複合体グループが多く含まれています。 同様にマンガン、銅、鉄、カリウム。 マンガンは、抗酸化酵素スーパーオキシドジスムターゼ(SOD)の補因子として使われます。 カリウムは重要な細胞内電解質であり、ナトリウムの高血圧作用に対抗するのに役立ちます。

このような栄養豊富なナスなので、ダイエットにも、生活習慣病予防にもお勧めです。以下はゆいクリニックで紹介している茄子のレシピです。また、ビタミンは熱を加えると壊れてしまうので、火を使わないピクルスもお勧めです。ナス味噌https://www.yuiclinic.com/cooking_recipe/4677/

豚ひき肉とナスのラザニアhttps://www.yuiclinic.com/cooking_recipe/4415/

ピクルスレシピ紹介はこちらの記事https://www.yuiclinic.com/information/5768/

野菜のピクルス

野菜の例: ナス、大根、赤かぶ、キャベツ、人参、玉ネギ、ゴーヤー、セロリ、冬瓜、モウイ、キュウリ、ビーツ、ピーマン、パプリカ、インゲン、パパイヤなど

材料:野菜600g、塩10g 酢液(以下の材料を合わせる):酢50~100g  ハチミツ又はオリゴ糖25~50g

野菜のピクルス作り方

  1. 好みの野菜をカットして塩に漬ける。(約一時間)
  2. 水分が出てくるのでしぼる。
  3. 酢液に漬ける(3~4時間で食べられます)※一日漬けるといっそう美味しくなります。※3日~5日はもちます。

お酢やはちみつの量はお好みで変えてもらってかまいません。このピクルスレシピの野菜にナスをつかえば、ナスの酵素ビタミンを壊さずにしっかりと栄養が取れます。

この記事を書いた医師

島袋 史 (ゆいクリニック院長)
  • ゆいクリニック院長
  • 島袋 史
  • Fumi Shimabukuro
  • 【資格】日本産婦人科学会専門医、母体保護法指定医、ホメオパシー認定医、新生児蘇生法インストラクター。1970年東京都生まれ、1989年大学入学のため沖縄へ。1995年、琉球大学医学部卒業。琉球大学産婦人科入局。沖縄県内にて研修後、2011年にゆいクリニックを開院。4児の母。小児科医の夫と共に、多くの女性の出産・育児を支援するほか、更年期や月経トラブルなど女性のための治療を行い、ホメオパシーや栄養療法やプラセンタ療法などの自然療法も積極的に取り入れている。特に、小麦や砂糖、乳製品、食品添加物を一切使わない食事をクリニックで提供するなど、食事療法の重要性を説いている。