ヴィーガンのお店で食事すると揚げ物が必ずあります。ヴィーガンは健康ではないのですか?

ヴィーガン

ヴィーガンとは、肉や魚はもちろん、卵や乳製品、はちみつといったすべての動物性由来の食材を使った食べ物を取り入れないことを主義のことを言います。一般的に動物性の食べ物をとらない手技を菜食主義者といい、ベジタリアンといったりしますが、ベジタリアンの中には、牛乳や卵などを食べるけど、肉は食べないとか、魚は食べるなど、色んな形のベジタリアンの方がいます。その中でも動物性の食べ物を一切とらない人たちをヴィーガンと呼んでいて、ヴィーガンは完全菜食主義者ということになります。
食生活だけでなく衣類(毛皮やニットを使わない)や化粧品(製造過程で動物実験をしていない)など、生活の中で使うものにおいても動物性由来のものを避けるという方もいます。

ヴィーガンを選ぶ理由

体質的に肉や魚が合わないという理由で取り入れる方もいます。海外では宗教上の理由や動物愛護の精神からヴィーガン生活を始める人も多いそうです。日本ではダイエットや美容の観点から始める人もいます。環境負荷の観点から選ぶ人も増えています。

ヴィーガンは地球を救う

肉、特に牛肉を食べる量を減らすことで、世界規模で起きている災害や自然破壊を防ぐことに貢献できます。動物性食品を製造するためには多くの資源が使われていて、地球へのダメージがとても大きいといわれているんです。たとえば、畜産業では放牧用の土地を確保するために森林伐採が行われたり、大量の水を必要としたり。牛のおならやゲップが温室効果ガスの原因となっていて、オゾン層破壊していたり。牛肉のかわりに穀物を食べると7倍の人の食糧供給につながるという話しもあります。

地球環境規模で健康を考える考え方がある。「腸と森の「土」を育てる」桐村里紗著より

ヴィーガンで不健康にはならない。

ヴィーガンで完全に動物性の食べ物を避けたからといって不健康になるとは言えません。ヴィーガン食で、野菜を多くとることで、食物繊維、葉酸、ビタミンCとE、カリウム、マグネシウムなどの栄養をしっかりとることが出来ます。抗酸化力に大切なファイトケミカルなどの栄養をとることも出来ます。また、タンパク質も生で加熱しない野菜や豆類、ナッツをとることで、しっかりと摂取ができます。ただ、コレステロールが足りなくなる傾向にあります。また、ビタミン B12 と ビタミンD、カルシウム、および長鎖不飽和脂肪酸であるオメガ-3が足りなくなる傾向にあり、これらの栄養素はサプリメントで補充した方がよい場合もあります。鉄と亜鉛も補充した方がよいかもしれないと言われています。(Am J Clin Nutr  2009 May;89(5):1627S-1633S.Health effects of vegan diets)

ナチュラルハイジーン協会の松田麻美子先生のブログより

十分に吟味された食事であれば、ヴィーガン、ベジタリアン、雑食ともに栄養所要量を満たしている。
●ヴィーガンは一般的にフォレート(葉酸塩)、ビタミンC、ビタミンK、ビタミンE、鉄、カリウム、マグネシウム、銅の摂取量が最多。
●ヴィーガンで栄養が不十分なのは、ビタミンB12、カルシウム、ヨウ素、亜鉛。
●不足がちな栄養は信頼性の高い供給源から補う必要がある。

揚げ物や砂糖をたくさんとると不健康になるかもしれない

ヴィーガンは動物性の食べ物を避ける食事の主義なので、揚げ物や砂糖などは特に制限するわけではありません。ですからそのような物をたくさんとると不健康になってしまうかもしれません。

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カラメルやおこげ等茶色いものは「美味しいなぁ」とかんじるのですが、身体によくないものを何故美味しくかんじるのでしょうか?

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ナチュラルハイジーン:「女性のためのナチュラルハイジーン」より

アメリカで1830年代に学問的に系統づけられた「自然の法則」に基づく健康法。

病気知らずに三つの原則

  1. 命の水を豊富に含む食べ物を食べる(新鮮な果物と野菜を生のまままるごと食べる)
  2. 食べる時間帯をふさわしくする(朝は排泄の時間なのであまり食べない)
  3. 正しい組み合わせで食べる(ごはん、パン、肉、魚、卵、乳製品などを二つ以上一緒に摂らない、肉や魚は野菜と一緒に食べる。ごはんもパンも野菜と一緒に食べる。果物は胃が空っぽなときに食べる)
  • 午前4時から午後12時まで:排泄の時間(体内の老廃物と食物カスの排泄の時間)
  • 午後12時から午後8時:摂取と消化の時間帯(食べる事と食べた物の分解の時間)
  • 午後8時から午前4時:吸収と利用の時間(栄養が身体に同化するのにふさわしい時間)
  • ホールフード(食物を全体で)、朝は果物や野菜をとる。
  • 動物性食品(肉、魚、卵、乳製品)は原則として食べない。
  • 出来るだけ生のままで熱を加えずに食べる。

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この記事を書いた医師

島袋 史 (ゆいクリニック院長)
  • ゆいクリニック院長
  • 島袋 史
  • Fumi Shimabukuro
  • 【資格】日本産婦人科学会専門医、母体保護法指定医、ホメオパシー認定医、新生児蘇生法インストラクター。1970年東京都生まれ、1989年大学入学のため沖縄へ。1995年、琉球大学医学部卒業。琉球大学産婦人科入局。沖縄県内にて研修後、2011年にゆいクリニックを開院。4児の母。小児科医の夫と共に、多くの女性の出産・育児を支援するほか、更年期や月経トラブルなど女性のための治療を行い、ホメオパシーや栄養療法やプラセンタ療法などの自然療法も積極的に取り入れている。特に、小麦や砂糖、乳製品、食品添加物を一切使わない食事をクリニックで提供するなど、食事療法の重要性を説いている。