手の届くところに食べ物を置かないで!

手の届くところに食べ物を置くと食べ過ぎてしまう!

ある実験がありました。デスクワークをしている女性の机の上にチョコレートが入ったカゴを置いて、「チョコは、好きなだけ食べてOK」としたそうです。また、机から5メートル離れた場所にチョコレートを置いた場合と比較して、机の上にチョコレートがあった場合にはチョコレートをどんどん食べたそうですが、机から離れた場所に合った場合にはそれほど食べなかったのだそうです。

カバンの中、机など手の届くところにお菓子を置かない!

お腹がすいたからとお菓子に手を出してしまうと、急に血糖値が上がってしまいます。そうすると糖とタンパクがくっついてAGE終末糖化産物がつくられる(身体がコゲるようなもの)のでシミやしわがどんどん出来ることになりかねないです。

AGE:終末糖化産物

AGEとAGEスキャナーについて

お菓子や肉、加工品は身体の炎症を起こす

小腹がすいたらお菓子に手を出したくなりますが、このような加工品などは身体の炎症を引き起こしてしまいます。いわば、身体のなかで火事が起こるようなものです。

低糖質ダイエットで身体の炎症リスクが増す

ということで、お菓子を食べないようにするのはおすすめです。糖質を摂りすぎないようにするという事で、精製された砂糖をとらないようにするのは大切ですが、ごはんの代わりにお肉ならたっぷり食べて良い極端に炭水化物を避けて、肉を摂りすぎてしまうと、身体の炎症を引き起こして、癌のリスクも増してしまうのでお勧めしません。

加工肉は避けましょう!~活性酸素と肉食について

お腹がすいたらお腹を温めて!

お腹がすくと、身体の中の長寿遺伝子が働いて、身体の修復をしてくれる。シミしわを減らしてがんリスクを減らしてくれると考えたら良いです。それでもお腹がすくと辛い、夜中にお腹がすいて眠れない、というときには、お腹をカイロや湯たんぽなどで温めてあげるのはお勧めです。また、寝る前のホットミルクはお勧めしません。ミルクは消化が難しく、寝る前に飲むと胃腸に負担をかけて、消化にエネルギーを割かないといけなくなるため、睡眠の質を落とします。また寝る前に水を飲むことも胃腸に負担になるので、寝る前や夜中に喉が渇いたらうがいをして水は飲み込まずに吐き出すのがお勧めです。

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この記事を書いた医師

島袋 史 (ゆいクリニック院長)
  • ゆいクリニック院長
  • 島袋 史
  • Fumi Shimabukuro
  • 【資格】日本産婦人科学会専門医、母体保護法指定医、ホメオパシー認定医、新生児蘇生法インストラクター。1970年東京都生まれ、1989年大学入学のため沖縄へ。1995年、琉球大学医学部卒業。琉球大学産婦人科入局。沖縄県内にて研修後、2011年にゆいクリニックを開院。4児の母。小児科医の夫と共に、多くの女性の出産・育児を支援するほか、更年期や月経トラブルなど女性のための治療を行い、ホメオパシーや栄養療法やプラセンタ療法などの自然療法も積極的に取り入れている。特に、小麦や砂糖、乳製品、食品添加物を一切使わない食事をクリニックで提供するなど、食事療法の重要性を説いている。