エドガーケイシー流「ビーフジュース」

エドガーケイシー

エドガーケイシーは、20世紀前半のアメリカにおいて医学、心理学、考古学、科学、工学などを含むさまざまな分野で、業績を遺した人です。催眠状態でたくさんの人の悩みや疑問に答えました。そして、通常では知り得ないような事を答えたため、霊能者と言われたりもしました。催眠状態のなかで、何処かにアクセスして情報を引き出していたかのように、様々な分野で素晴らしい答えを導き出しています。その内容は口述筆記されて、たくさんの記録が残されています。

エドガーケイシー療法のすべて第5巻より「ビーフジュース」

今回、エドガーケイシー療法のすべて第5巻、光田 秀 (著)よりビーフジュースを紹介します。ケイシーは体力が落ちている人に強壮剤を勧めたそうです。エドガーケイシーは基本的には獣の肉はなるべく食べないようにと言っていましたが、体力を付けるためにビーフジュースは勧めていたそうです。がんの治療中に抗がん剤で体力が落ちたり、過労の時などです。

ビーフジュースの作り方

作り方は、150から200gのステーキ肉(赤身でなるべく脂身の少ないもの)、肉から脂身を取り除いて、1センチメートル半くらいのサイコロ状に切る。大きめのガラス瓶に入れる。ガラス瓶にいれて、肉が3分の1か4分の1くらいの高さになる大きさの瓶がよい。肉をいれた容器を弱火で湯煎にかける。容器が安定するように下にガーゼなどを敷くと安定する。お湯の高さは肉の高さの2倍から3倍くらいになる高さで湯煎する。3時間湯煎にかける。お湯が蒸発するので、お湯を足しながら湯煎にかける。ゴミが入らないようにガラス瓶には軽くフタをする。瓶が破裂しないようにフタは軽くのせるかガーゼをかけてとめても良い。肉の上に赤茶っぽいエキスがたまる。容器をお湯から取り出して、エキスだけ分ける。おちょこ一杯分ほどのエキスがとれる。室温で表面にたまった脂はすくいとる。

ビーフジュースの摂り方

最強の強壮剤となりますが、摂り方には注意が必要で、一回にとる量は小さじ1杯程度で、まとめてのまない。小さじ一杯を少なくとも3分かけて唾液と混ぜながらチビリチビリと飲むのだそうです。いっぺんにのんでしまうと胃袋にステーキ150gをいっきにつっこんでしまうのと同じ状態になるので要注意なのだそうです。ステーキ肉1枚から小さじ8~10杯のビーフジュースが出来るそうです。

お肉を食べるとその栄養の9割は消化に使われてしまいます。なのでもったいない。でもビーフジュースは消化する身体への負担がなく、お肉の栄養がしっかりとれるのだそうです。

ただし、冷蔵庫に入れても3日しか持たないので体力が落ちてビーフジュースを必要とするときには、何度も作る必要があるかもしれません。興味をもって、もっと詳しいことを知りたい方は本を読んでみてください。

肉を食べることは健康のために良くない

ケイシーも肉はなるべく食べない方がよいと勧めているとのことですが、四つ足の動物の肉は食べるなと勧めていたり、ナチュラルハイジーンでも動物性食品を避けることをお勧めしている考え方があります。どれが正解かはその人の健康状態によるかと思いますが、肉は健康に良くないという事について、今までいくつか紹介していますので参考にしてみてください。

なぜ肉は危険なのか!

やせたければ肉をやめましょう!〜なぜ肉は危険なのか!Part2

加工肉は避けましょう!~活性酸素と肉食について

先生の考えとして、レバーはいっさい食べない方がいいのですか?

肉食半減で世界を救う~甲田光雄先生

この記事を書いた医師

島袋 史 (ゆいクリニック院長)
  • ゆいクリニック院長
  • 島袋 史
  • Fumi Shimabukuro
  • 【資格】日本産婦人科学会専門医、母体保護法指定医、ホメオパシー認定医、新生児蘇生法インストラクター。1970年東京都生まれ、1989年大学入学のため沖縄へ。1995年、琉球大学医学部卒業。琉球大学産婦人科入局。沖縄県内にて研修後、2011年にゆいクリニックを開院。4児の母。小児科医の夫と共に、多くの女性の出産・育児を支援するほか、更年期や月経トラブルなど女性のための治療を行い、ホメオパシーや栄養療法やプラセンタ療法などの自然療法も積極的に取り入れている。特に、小麦や砂糖、乳製品、食品添加物を一切使わない食事をクリニックで提供するなど、食事療法の重要性を説いている。