健康に投資する費用は高いのか?!

先日睡眠検査についてご紹介しました。

睡眠検査のすすめ

この検査についてスタッフの感想の中で費用が高いという意見が多くありました。

睡眠は大切と分かっていてもついおろそかにしがちだったりします。それを検査を行うことでより客観的な評価がうけられて、睡眠をより大切にする生活にシフトチェンジ出来たりします。

船戸崇史先生著「癌が消えていく生き方」で、がんに克つ五ヵ条として、

  1. ねわざ「睡眠」
  2. たべわざ「食事」
  3. うごきわざ「運動」
  4. あたためわざ「加温」
  5. わらいわざ「笑い」

これらを実践して健やかに生きて癌が自然に消えていく生き方をお勧めしています。船戸先生自身が癌を患ったときには、仕事に忙しく十分な睡眠がとれていないような状況だったそうでした。五ヵ条の中でも特に睡眠と食事は大切だと述べられています。

睡眠不足におちいると、がん細胞を増やしてしまう可能性があるという研究報告があります。また、平均睡眠時間が6時間を切る人は7時間以上眠っている人に対して乳がんにかかるリスクが1.6倍になるという研究報告もあるそうです。船戸先生は最低6時間の睡眠をとること、理想的には8時間をお勧めしています。

日本人の平均睡眠時間は世界的に見てもとても少ないそうです。これは健康維持のためにもとても問題だと思います。また寝る時間も一定にして規則正しい時間で睡眠をとることもとても大切です。規則正しい生活が大切なのです。人間の心臓の鼓動は24時間で約10万回です。23時間で10万回打ったから、残りの1時間は心臓は動かないで休むというわけにはいきません。それと同じように寝だめすればよいからと普段不規則で睡眠不足で良いわけがないのです。

睡眠の質を上げることで、体調がよくなり、日中のパフォーマンスが良くなる。将来的な癌や生活習慣病を予防できる。免疫力を上げられる、寿命が延びるなど、睡眠が良くなることでの効果は多々有ります。今ある生活の中で、ちょっと節約して、睡眠検査のために貯金するという選択もあるのではないでしょうか。(つい買ってしまうコンビニでの食べ物や飲み物、コーヒーなどを節約することで意外と数ヶ月で検査費用捻出できたりするかもしれません。)

島袋は睡眠にそれほど問題を感じていませんでしたが、深い睡眠が少ない、酸素飽和度が下がっていて睡眠時無呼吸症候群の可能性があるとわかり、検査後からまじめに口閉じテープを貼るようになりました。睡眠に関しては普段はOURAリングで測定しており、まだばらつきはありますが、OURAリングや睡眠検査を行うことでより睡眠の質や睡眠時間は増えていると思います。OURAリングを使い始めて現在(2022.9月)で約1年半ですが、自分の体調が点数化されることで、もっと睡眠をとらないといけないとモチベーションが上がりました。以前は少ない時間でも元気ならよいと仕事をしていたりしましたが、今は時間があっても睡眠を優先するようにしています。

睡眠検査が高いという意見があるように、サプリメントもちゃんとした物は高いと思われる方は多いです。ですが、それも何に価値を置くかだと思います。自動販売機やコンビニで買っている飲み物やお菓子を節約してサプリメント代金にあてることで、現在の不調が改善できる可能性はとても高いと思います。サプリメントは、スーパーや薬局で売っているやすいものは粗悪品が多いのでお勧めしません。また値段の高いサプリメントでも、内容は必要な栄養成分はほんの少ししか含まれておらず、実はたくさん宣伝されている広告代金を含んでいるので高い場合もあります。このあたりのお話しは医療機関専用サプリメント会社の社長さん田村 忠司著「サプリメントの正体: 本当に「効くもの」「危ないもの」 (知的生きかた文庫) 」にわかりやすく書かれていますので一読することをお勧めします。

食べ物にお金をかけることも難しいと感じる方も多いです。無農薬の野菜や果物は値段が高かったりして、簡単に食べられるインスタント食品やパンなどだけ食べてしまいがちです。また調理が面倒だと感じる方も多いかと思います。私も学生時代は自炊は一切せずに、朝はアパートの向かいのお弁当屋さんでお弁当を買って食べて、昼は学生食堂、夜は近くのラーメン屋さんという外食三昧の生活をしていました。陸上をやっていた友人が自分で野菜を調理して、野菜を食べないといけない!と頑張っているのをみて、すごく特別な人のように思ったことを憶えています。そんな私が学んで今は健康のために食事を大切にしましょうといっているので、突っ込みどころは満載なのですが、学べば学ぶほど、食事は大切だと思います。私の親戚には、私が一生懸命に色々と取り組んでいることをちゃかして、「健康のためにはしねるってか。」なんて言われてしまいました。以前の私のように何も知らないと、食事についてやサプリメント睡眠検査などなど健康への取り組みが奇異に感じられたり、費用がとても高いと感じられるかもしれません。でも、今の医療は病気になったら保険がつかえて薬が処方されますが、予防については保険が使えないのが実情です。ですから全額自費になって高いのです。でも、病気になってからでは遅いのです。先日、タバコを吸われている方に、健康診断で癌を早期発見するよりも癌にならない生活が大切ですよね、とお伝えしたところ、禁煙を決意してくれてとてもうれしかったです。禁煙も食事も睡眠も運動もストレス対策も身体を温めるために毎日湯船につかるのもお金も時間もかかりますが、元気で毎日笑顔で過ごせることには代えがたいと思います。毎日の様々な費用を見直しして、是非自分の健康に投資してみませんか?

この記事を書いた医師

島袋 史 (ゆいクリニック院長)
  • ゆいクリニック院長
  • 島袋 史
  • Fumi Shimabukuro
  • 【資格】日本産婦人科学会専門医、母体保護法指定医、ホメオパシー認定医、新生児蘇生法インストラクター。1970年東京都生まれ、1989年大学入学のため沖縄へ。1995年、琉球大学医学部卒業。琉球大学産婦人科入局。沖縄県内にて研修後、2011年にゆいクリニックを開院。4児の母。小児科医の夫と共に、多くの女性の出産・育児を支援するほか、更年期や月経トラブルなど女性のための治療を行い、ホメオパシーや栄養療法やプラセンタ療法などの自然療法も積極的に取り入れている。特に、小麦や砂糖、乳製品、食品添加物を一切使わない食事をクリニックで提供するなど、食事療法の重要性を説いている。