4-7-8呼吸のお勧め:高血圧不整脈が安定、うつが軽快!不眠対策にもお勧め!

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4-7-8呼吸のやり方

①口を閉じて鼻から息を吸う。頭の中で1.2.3.4まで数え、胸いっぱい(おなかいっぱい)に酸素を取り込むように深く静かに息を吸う。

②吸った息を身体の中で保って、頭の中で1.2.3.4.5.6.7まで数える。このとき、単に息を止めるのではなく、酸素が全身に行き渡るイメージを持つ。

③頭の中で1.2.3.4.5.6.7.8まで数えながら、口からゆっくりフーッと息を吐く。鼻から吐いてもOK 。
①~③の動作を4回繰り返す。

478呼吸の効果

深い呼吸で、身体に酸素が行き渡り、自然治癒力アップ、また副交感神経優位で寝付きが抜群に良くなります。集中力が高まる。やる気や意欲が生まれる。

腹式呼吸が良い:丹田をふくらませたりへこませたりして、しっかりお腹で呼吸をしましょう。

酸素がしっかり行き渡る
自律神経のコントロール
脳にセロトニンを増やす
姿勢スタイルを良くする
血流を促す
脳を休ませる、安眠効果

478呼吸のコツ

この呼吸で苦しくなるなら、4:7:8の割合で呼吸すれば良く、秒数ではなく比率なので、1秒ずつ数えるより早めに呼吸しても大丈夫です。吸うときと吐くときの割合は4:8(1:2)になります。短めにしても良いですが、比率は変えないようにすることが大切です。

腹式呼吸のために丹田を意識して

おへそより下の丹田に手を当てて、息を吸うときに手が自然にお腹で持ち上がるような感じ。そのままキープして、ゆっくり吐いたときにお腹がへっこむ。4回を一セットとしてみて、朝晩一セットやってみましょう。

米国の医師アンドルー・ワイル博士が考案した4–7–8呼吸

アンドルーワイル博士:医学博士ハーパード大学医学校卒業後、国立精神衛生研究所の研究員などをつとめる。
また、北米・南米・ アジア・アフリカなどの伝統医学をフィールドワーク。その実践的研究から、代替医学・薬用植物・変性意識・治癒論の第一人者となる。現在はアリゾナ大学医学部教授統合医学プログラム部部長。2005年に『TIME』誌の「世界で最も影響力のある100人」にも選ばれた。

著書:ワイル博士のうつが消えるこころのレッスン、ストレス軽減

この呼吸法を行うことでストレスを減らすのに役立つことが考えられます。。

4-7-8呼吸法で、深い呼吸になります。深く呼吸をすると、自律神経のうちの副交感神経が優位に働き、結果的にストレス減らしに役立つとされるのです。

ストレスは実にたくさんの不調や病気を招きますが、特に「寝つきが悪い」「夜中起きて眠れない」といった不眠と関係します。
そのため、4-7-8呼吸で、不眠の改善する人はとても多いです。4-7-8呼吸で寝付きが良くなって、1分で眠れると話題になったこともあるそうです。

4-7-8呼吸で身体と心の変化あり!

例えば、最大血圧160mmHg(正常は130mmHg未満)が144mmHgにまで下がった、不眠も改善した、さらには原因不明の手の痛みがよくなった、20kgやせたといった人もいるそうです。不眠のかたが、睡眠薬が必要無くなった、イライラが減って、子どもをしかる回数が減った、などの感想もあります。

478呼吸法は「眠れる呼吸法」

寝つきの悪い人や眠りが浅い人の原因は心配事やストレス、体調の変化などさまざまですが、その一つに自律神経の乱れがあります。478呼吸法は自律神経を改善させる呼吸法なので、質の悪い眠りの改善に効果です。

足を内旋させて、シャバーサナポーズで、4-7-8呼吸を行うこともお勧めです。

眠れない夜や短時間の休憩におすすめ!

寝るときには口とじテープをして、休むとよりよい睡眠がとれます。

口閉じテープ(マウステープ)のご紹介

どんなときに行うか

眠れないとき、落ちこんだとき、イライラしたとき、集中しすぎて疲れたとき、不安なとき、緊張したとき

1分でグッスリ眠れるハーバード式4-7-8呼吸 完全マスターガイド(不眠や高血圧など改善) (わかさ夢MOOK 97)

 

まんがでわかる自律神経の整え方 「ゆっくり・にっこり・楽に」生きる方法

呼吸を1:2で行うことが大切。4で吸って8で吐く

自律神経の整え方

自律神経を整えるのに、西式健康法の背腹運動や瞑想、座禅、ヨガなどはお勧めです。

西式健康法のご紹介、運動の動画が見られます!

座禅について

 

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この記事を書いた医師

島袋 史 (ゆいクリニック院長)
  • ゆいクリニック院長
  • 島袋 史
  • Fumi Shimabukuro
  • 【資格】日本産婦人科学会専門医、母体保護法指定医、ホメオパシー認定医、新生児蘇生法インストラクター。1970年東京都生まれ、1989年大学入学のため沖縄へ。1995年、琉球大学医学部卒業。琉球大学産婦人科入局。沖縄県内にて研修後、2011年にゆいクリニックを開院。4児の母。小児科医の夫と共に、多くの女性の出産・育児を支援するほか、更年期や月経トラブルなど女性のための治療を行い、ホメオパシーや栄養療法やプラセンタ療法などの自然療法も積極的に取り入れている。特に、小麦や砂糖、乳製品、食品添加物を一切使わない食事をクリニックで提供するなど、食事療法の重要性を説いている。